無印編!
変態の兆しが見られるのだよ
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『陽龍、そろそろいくよ』
夜、小学生チームが寝静まった頃にアルフから念話がきた。
『わかった。それじゃあすぐにこっち抜け出して中庭に行くから、そこで待っててくれ』
『わかったよ』
さて、問題はここから。
どう言い訳して抜け出すか。・・・とりあえずトイレとでも言って抜けるか。
「ふぁ・・・母さん、トイレ行ってくる・・・」
「はーい。ついていかなくても大丈夫?」
「ん、もーまんたい・・・」
そう言って俺は無事に部屋を抜ける。
・・・べ、別に罪悪感なんて・・・って、母さん魔法知ってるんだから普通にいえば良かったんじゃね?
「と、とりあえずアルフと合流するか」
「あ、アルフー」
中庭に出ると、いつもの露出度がそれなりに高い格好をしたアルフがいた。
「陽龍、フェイトは無効の山のほうにいるって」
「あいよ。それじゃあアルフはフェイトと捜索しててくれ。俺はこっちで探してる」
「わかった。それじゃあまたあとでねー」
そう言ってアルフはフェイトのもとへと飛んでいく。
「さて、ヤミ。仮面付きでセットアップ」
<はい、ヒリュー。セットアップ>
そして俺もいつものバイアジャケットに身を包み、仮面を装着してから捜索を開始する。
アルフと別れてから少しした頃。
「ヤミ、まだ見つかんないなー」
<そうですね。いっそこのあたりに魔力弾放って矯正発動させてしまえば?>
・・・ヤミ、さらっと危険なこの言ったよね?
<そんなことありませんよ>
・・・・・まあいいや。強制発動はせずにこのまま捜索続けようか。
<はい>
ヤミとそんな他愛ない会話を続けていると、ゾクッとするような気配を感じた。
<ヒリュー、ジュエルシードが発動しました>
「マジいきなりだな!とりあえず・・・」
『フェイト、気づいたか?』
『うん。これからアルフと一緒に行くつもり。陽龍は?』
『すぐに行く。数秒でつくだろうからさき行ってて』
『わかった。それじゃあまた後でね』
そう言って俺はフェイトとの念話を切る。
「さて、猛スピードで行くぞ!」
<フェイト様のことだと何故か張り切りますね>
気のせいだ。
「あっりゃー?こりゃすごいパワー?」
「随分不安定みたいだね」
「あんたのお母さんはなんでこんなもん欲しがんのかね?」
「そういえばジュエルシード欲しがってるのってフェイトのお母さんだっけ?」
「うん。母さんが欲しいって・・・って陽龍、いつの間に」
ついさっきです☆
着てみたらなんか気になる話してたしね。
「まあいいや。さ、行こう。バルディッシュ、起きて」
<イエス、マスター>
そしてフェイトの手にいつもの杖が握られる。
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