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薬剤師
第八章
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を取るとそこに出て来たのはヴォルピーノだった。センブローニョはここでまた驚くことになった。
「じゃあトルコ人は一人もいなかったのか!」
「全く。こんなことなら最初から変装の用意をしておくんだったよ」
「いや、問題はそこじゃないですぞ」
 センブローニョは項垂れる彼に突っ込みを入れる。
「じゃあトルコでペストのお話は」
「どうなんでしょうね」
 今更極めて無責任に言うヴォルピーノだった。
「ひょっとしたら本当にそうなっているかも知れませんけれど」
「本当にって」
「僕トルコのこと知りませんし」
 これまた実に無責任な言葉だった。

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