暁 〜小説投稿サイト〜
攻殻機動隊 アンブレラ・クロニクルズ
第4話 接触
[1/6]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話



あの時から何も変わってない。

黒を主体とした服

銀髪のオールバック

漆黒のサングラスの中から見えるわたしと同じ赤い眼

風貌は威厳と冷徹さに満ちていた彼・・・

草薙「・・・レナード。」

レナード「・・・少佐?」

草薙「覚えていてくれたのですか。」

レナード「・・・忘れる訳がない。君は、教えた軍人の中で一番優秀だったからね。」

草薙「きょっ恐縮です。それよりも、レナード。何故あなたが此処に?」

レナード「アンブレラ社の調査を依頼されてね。少し前から潜入して情報収集をしていた・・・少佐は何故此処に?」

レナードの疑問に草薙は正確に答えていった。

研究中のT-ウイルスが漏れ出す電脳災害が発生した事・・・

所員はT-ウイルスに感染し、全員死亡した事・・・

この事故を知ったアンブレラ社は、ハイブの制御コンピュータ「レッドクイーン」をシャットダウンを決定し、特殊部隊を現地へ派遣され、自分も派遣された事・・・

そして、レナードが三日前より任務でアンブレラ社の調査に行ったきり、連絡がとれなくなった。そのため自分がその捜索を依頼された事・・・

自分を知り得る情報をレナードに伝えた。

レナード「・・・そうか。外ではそんな事が・・・」

草薙「レナードは、この後どうするのですか?」

レナード「・・・なら僕もその任務を手伝うよ。」

草薙「しかし、宜しいのですか?」

レナード「向かう場所は同じだし・・・なんの問題も無い。」

草薙は考えた。確かにレナードと一緒なら戦力的にも当てに出来る。

其れに私より優れているレナードとはいえ単独での行動は危険かもしれない。ならば一緒に行動した方が効率的にも良いだろう。

草薙「わかりました。ルートはどうしますか?」

レナード「研究室から抜けるのが早いけど・・・浸水していて先に進めないね。此処は少し遠回りだけど、食堂Bを通るルートで行こう。」

草薙「了解。」

草薙はそう言うと、レナードと一緒に制御室を目指して歩き出した。



食堂Bを目指して歩いていると、突然レナードが草薙に話しを掛けた。

レナード「少佐は、よく敬語で話すけど・・・何故?」

草薙「・・・あなたにわたしは命を救われました。命の恩人には敬意を払うのは当然です。それが何か?」

レナード「出来れば、敬語で話すのを辞めてくれない?君に敬語で話されると、なんかむず痒いよ。」

草薙「・・・ですが、」

レナード「納得できないなら・・・そうだな、恩人からの頼みとして聞いてくれない?」

草薙「・・・そんな事言われたら聞かない訳には、いかないじゃない。」

2人で笑い合いながら、再び食堂Bを目
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ