第5章 X791年編
真の悪(ワル)ケツプリ団
[2/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
・・誰だか知らねえけど、少し、楽になったよ。
おっさん、見ず知らずの奴を心配してくれるなんて、いい奴だなぁ。」
「っ!?いい奴・・・!!」
「だってよぅ・・・そこにいる連中、俺が乗り物酔いするのわかってて、
こんな仕事を受けるからさぁ・・・。」
ナツはそう言った。ちなみに、ウェンディのトロイアが効かないのは何故かと言うと、
シャルル曰く、何回もトロイアを使ったせいで、どうやらトロイア慣れしてしまったと言う。
「仕事?一体どんな仕事だ?」
「ああ、俺達この貨物の警護をしてんだ。
あと、ここにはいねぇけど、依頼人の護衛をして奴がいるんだ。」
「ほぅ、仲間が警護ねぇ・・・。」
「ここから中が覗けそうでやんす。」
「そぉーっと、そぉーっと・・・」
かちゃ
「ケツはうち」
「ウェンディー、あまり気にしちゃあダメだよぉ。」
ハッピーが暗くなっているウェンディにそう言った。
「・・・ダメね、これは。こうなると、コージがいない限り無理だわ・・・。」
「コージは依頼主の護衛の方にいるしねぇ〜・・・。」
シャルルとミントがそう言う。
「ナツも酔うをまかしてるんだから、この依頼下りてもよかったのにね。」
「ルーシィ、何で誘ったの?」
ミントはプルーを出し、担いでいたルーシィに聞いてみた。
「だってあいつ、すごく暇そうだったし・・・」
「プゥ。」
「でも、肝心な時に魔法が使えないんじゃ、私は魔導士失格ですよ・・・。」
「そりゃあ、落ち込み過ぎ!!」
「「魔導士!?」」
驚く手下の2人。
「わかるぞ、兄ちゃん!仲間とうまくいかない時ってぇのは、何かと辛いもんだ。
特にそれがリーダーの立場となると・・・」
「わかってくれるのか、おっさ・・・んおぉぉ・・・!!!」
ナツはまた吐いた。
「おーいおい、大丈夫かよ〜。」
「「兄貴!」」
「うわぁ!!びっくりした〜!!」
突然2人の手下達が戻って声をかけて来たので、驚いてしまったリーダー。
「中に人がいるでござんす。」
「知ってるさ。貨車の荷物を警護してんだな。」
「どうやらそいつ等魔導士みたいでやんすよ。これと同じマークをつけてたでやんす!」
手下の1人がナツの肩にあるギルドマークを指でさした。
「てことは、こいつ等ギルドかよ。そいつは少し厄介だな・・・。」
「あぁ〜!!もう何も出ねぇ!!!」
「「「ああぁ〜!!!」」」
ナツが突然立ち上がり、3人は驚いて悲鳴を上げた。
「って、あれ?増えてる?」
ナツはその場にいた3人に気がつく。
「だ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ