機動戦士ガンダムSEED
0204話
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もいいと思うが。
「助かる。こちらはゲートに人を置いてるので、連絡を取りたい場合はそっちを通してくれればいい」
その言葉で会議は終了し、ウズミとキサカ。そしてキラを気にしていたカガリは部屋を出て行く。それを見送り、俺も席を立つ。
「キラ、戦争が始まるまで一月しかないが、逆に考えれば一月はあるんだ。その間に自分がどうしたいかをしっかりと考えておけ。俺としてはお前が共に戦ってくれるのを期待する」
「……はい」
落ち込んだ様子のキラを残してブリーフィングルームを出るが、すぐに呼び止められる事になった。
「ちょっと言い過ぎじゃないか? キラの奴、落ち込んでたぜ」
「俺がアークエンジェルの傭兵という立場のままならキラのあの戦いでも問題無い。だが俺は今、シャドウミラーを率いる者としてここにいるんだ。さすがに部下達に対して、あの状態のキラと一緒に戦えとは言えないな」
もしキラがきちんと撃墜しなかった機体が原因で戦場に出ているレモンやコーネリア、マリュー、あるいはエキドナを失いでもしたら……俺は恐らくキラを殺すだろう。それも考え得る限り残虐なやり方で。
そうならない為にもキラにはきちんと殺す覚悟を決めて貰うか、あるいは戦場に出ないで貰うかを選ばせるしかないのだ。
俺の顔を見て、何かを悟ったのだろう。ムウは溜息を一つ吐き、ブリーフィングルームへと戻っていった。
この会議から約一週間後、連合軍最後のマスドライバー施設があるパナマ基地がザフトによって壊滅したとの知らせがもたらされる。
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