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転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0204話
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アストレイ部隊はあくまでも最終防衛線としてオーブで待機という形で構わないな?」

 カガリが何か言いたそうにしているが、それは無視して話を続ける。

「正直、連合軍のMSの性能はM1アストレイよりも下だ。模擬戦で見て貰ったようにそのM1アストレイよりも性能の高いメギロートが500機。それに対して連合軍のMSはよくて300機程度だろう」

 個人的にはもう少し少ないと思っている。何せオーブに攻めてくるのは、連合とは言ってもその殆どがアズラエルの意向に従った大西洋連邦なのだから。ユーラシア連邦と東アジア共和国はオーブ攻略戦に反対してビクトリア基地の攻略に向かっている……筈だ。少なくても、俺の原作知識ではそうなっている。

「敵量産型MSはメギロートに。艦船はシーリオンに。それで大体の勝敗は決すると思っていいだろう。……ただし、連合軍には隠し球がある」
「ストライクやブリッツの発展系MSって奴か?」

 ムウの言葉に頷き、原作知識を思い出す。

「バスターの発展系である、火力重視のMS。ブリッツの発展系である、強襲用MS。イージスの発展系であるMAへの変形機能を持った一撃離脱タイプのMS。この3機のMSはパイロットがブーステッドマンという、投薬や心理操作で作りあげた一種の強化人間だ。性格的には殆ど破綻しているが、その戦闘力は侮れない……つまり敵の切り札だな。この3機相手ではM1アストレイは木偶人形にも等しい扱いになるから、これに対処が可能なのはシャドウミラーの機体以外となるとキラのフリーダムくらいだが……出来るか?」
「オーブを守る為なら」

 俺の言葉に頷くキラだが……

「アラスカを脱出する時のように敵を殺さないという戦闘をするのなら、邪魔だから戦場に出るな」
「なっ! でも、僕は!」

 きっぱりとそう言ってくるキラへと視線を向けて口を開く。

「お前一人で戦ってるのならそれもいいだろう。だが、今回はオーブの命運が掛かっている戦いだ。お遊び気分で戦場を荒らされるのは困るんだよ」
「おい、幾ら何でもそんな言い方は無いだろう! キラは」
「黙っていろ。キラが敵を殺さない? 大いに結構。だが、それが原因でオーブの兵士が殺されてもお前はそう言えるのか? 兵士の家族に、自分の知り合いが敵を殺したくないというので、トドメを刺さなかった為に反撃されて殺されましたと」
「そ、それは……」

 黙り込んだカガリをよそに、再びキラへと言葉を投げ掛ける。

「先程、ムウとキラは宇宙に行く時に戦力として必要だとは言った。だが、もしお前があんな戦いを続けるというのなら、この戦いには参加しなくても構わない。……いや、参加して欲しくない、というのが正確か」
「そんな……」
「少なくても、俺はそんな戦い方をしている友軍に背中を
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