機動戦士ガンダムSEED
0204話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
というのは避けたい。かと言って、量産型Wは与えられた命令をこなすのはともかく臨機応変な対応が出来ないので艦長は無理だ。
となると、幹部の誰かという事になるのだが……まず、俺は問答無用で却下だろう。シャドウミラーの最大戦力である俺が最前線に出ないと余計な被害が出るのは間違いない。マリューもアークエンジェルの艦長があるから無理。コーネリアは艦長職が出来ない事もないだろうが、その能力の本質は前線指揮官だ。連合軍を撃退した後で敵が来るかどうかも分からない状態のオーブに残していくのは勿体なさ過ぎる。
……となると、レモンかエキドナなんだが……戦力的な面では足りているし、ここはエキドナに任せるべきか?
「ならその線で行くか。それとウズミ代表、シーリオンの解析はともかくとして水中用MS自体の開発は具体的にどの程度まで?」
「残念だが、まだテスト機が何機かという所だな。シャドウミラーの方には水中用の機体はどのくらいあるのかね?」
「それ程の数はない」
何せホワイトスターで生産できるのは現状メギロートのみだし、ギャンランドやワンダーランドで製造可能な物も数が限られており、エルアインスや量産型アシュセイヴァーのような量産機をメインにしている。水中での戦い自体が殆どなかったので、どうしても優先度は低くなるのだ。
「こちらから出せるシーリオンは……」
脳裏に空間倉庫のリストを表示する。シーリオンは……23機。技術検証的な意味で数機がホワイトスターに置いてある事を考えると。
「出せても20機だな。パイロットはどうする? こちらから出しても構わないが」
量産型Wの能力自体はレモンの研究成果もありザフトの赤服クラスと互角に戦えるレベルではある。……問題は、Wナンバーズと違って外見が悪い事だな。何せ顔面に機械が埋め込まれており、それを隠す意味でマスクを付けているので目立つ事この上ない。
「ふむ、そうだな……キサカ、どう思う?」
「そうですね、今回は時間もないですし水中用の機体はシャドウミラーに任せてしまった方がよいかと。オーブのMSパイロットはM1アストレイに集中させて練度を高めた方が得策だと思います」
「との事だ」
「分かった。ならシーリオンのパイロットはこちらで出そう」
まあ、M1アストレイやフリーダムだって水中で戦闘が出来ない訳じゃないのだ。あくまでも水中での行動に最適化されていないだけで。実際、キラはストライクでザフトのグーンとかを撃破しているんだし。
「となると、ギャンランドも出した方がいいな。水中でも行動出来るのだからシーリオンの母艦として最適だろう」
「そうして貰えると助かる」
ウズミが頷くのを確認し、話を次へと進める。
「戦闘自体は基本的にメギロートを前線に出す。空を飛べないM1
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ