機動戦士ガンダムSEED
0203話
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はブルーコスモスと通じている、と言えば分かりやすいか? いや、正確にはブルーコスモスを操っている存在とだが」
セイラン家は経済の専門家として名高い家だけに、ロゴスと繋がりが出来るのもそうおかしな話ではない。
「むぅ」
「オーブを滅ぼしたくなければ、セイラン家には気をつけるんだな」
ユウナはともかく、その父親であるウナトの方は能力自体はあるのだから上手く使いこなせばオーブの益になるだろう。
「馬鹿なっ! ブルーコスモスと繋がっているだと!」
アフリカでブルーコスモスのテロに巻き込まれた事のあるカガリは、テーブルを拳で思い切り叩いて声を上げる。その様子を溜息を吐きながら一瞥し、ウズミが口を開く。
「その情報はありがたく貰っておこう。だが、何の証拠もないのではこちらとしてもどうする事も出来ん。出来るのは監視をつけるくらいだ」
「取りあえずはそれでいいだろう。俺達の行動に余計な横槍を入れられなければいい。……今日の模擬戦に関しての情報漏洩は確実だろうがな」
「だが、幸いな事にアクセルが言っていた期日まではそう時間がない。その点は不幸中の幸いだな」
ムウの言葉に頷く。
「ああ。メギロートに対抗しようにも、時間が足りないからな」
出来るとすれば、メギロートの武器や性能を連合軍に伝えるくらいか。それにしたってサークルレーザーとシールドすら噛み千切る口の存在くらいだろう。いや、滑空能力から空を飛べるというのは予想出来るか?
「とにかくまずはこれからだな。ウズミ代表、パナマ基地攻略に関しての情報は何か上がってきているか?」
「いや、アラスカの件で手一杯らしい。……正直、君という存在を知らなければパナマ攻略なんて想像も出来なかった」
アークエンジェルがオーブに入港した日から考えると……
「恐らく1週間前後でパナマ基地が攻略される筈だ。そしてマスドライバーを全て失った連合軍はオーブに無茶な要求を突きつけ、それが拒否されると攻め込んでくる。G兵器の新型機を伴ってな」
「新型機だって!? つまりはストライクやブリッツの後継機と考えていいのか?」
「ああ。だが、これは逆にチャンスでもある。何せブルーコスモスの盟主であるムルタ・アズラエル直々に戦場に出てきてくれるからな。出来れば、この時に討っておきたい。そうすれば少なくても核ミサイルが使われる事はなくなる筈だ」
「ちょっと待て! 何で連合軍が核ミサイルを使えるんだ? Nジャマーがある限り、お前達の核融合……おい、もしかしてお前等」
その言葉でカガリが何を言いたいのかが分かり、思わず苦笑する。以前の会談で俺が言った内容を完全に忘れ去っているように見えるのは、反射で物を言っているのか、あるいは物覚えが悪いのか……はたまた、重大な話が多す
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