第百二十一話 四人の想いその十四
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
あり義兄弟として」
「これからも」
「頼むぞ」
幸村自身も笑顔で応える。
「それではな」
「では殿、これよりですが」
「また共に飲みますか」
「うむ、そうじゃな」
幸村はこのことも笑顔で応える。
「それではな」
「そして今度は茶も」
「それもですな」
「共に飲もうぞ」
「では我等十勇士」
幸村の心を受け、そのうえでの言葉だった。
「死ぬ時、死ぬ場所は殿と同じです」
「一人として欠けることはありませぬ」
「ですから今も」
「共にいましょうぞ」
こう話してだった、彼等はこれまで以上に幸村に対して深い敬意を抱くのだった。その敬意はかなり大きなものだった。
第百二十一話 完
2012・1・8
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ