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ヘタリア大帝国
TURN66 過労その一
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 イギリスが国家として自我を持ってからの関係だ。彼にとっては掛け替えのないものになっているのだ。
「だからな」
「うん、それでよね」
「ソビエトもまずいんだよ。勝ったらな」
「どっちが勝ってもまずいね」
「けれどまだソビエトが勝った方がましか?」
 イギリスは腕を組んで真剣な顔で呟いた。
「まだな」
「ソビエトの方がいいの」
「ドクツが勝ったら絶対に真っ先にこっちに来るからな」
 レーティアも明言している。彼女はまずドクツを欧州の支配者にすることを目指しているのだ。
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