第四章
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ゴンサルベが入ったその時計を店の中に二人で持って行くのであった。イニーゴはその場に一人になってしまった。
「あれっ、私だけか」
ここでやっと自分だけが残っていることに気付いた。
「おやおや、どうしようかな」
呑気な調子でこれからのことを考える。考えているとふと店の看板がわりに壁にかけてある大時計がその目に入ったのであった。イニーゴはそれを見て悪戯心を覚えた。
「そうだ、この時計の中に入って奥さんを驚かしてやろう」
こんなことを考えてその時計の中に入り込みにかかった。太っているので入るのに苦労したがそれでもだった。何とか入り込むことができて時計の中に隠れてしまった。
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