第二章
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オンさん」
ゴンサルベと呼ばれた若い彼は気取った動作で恭しく彼女に一礼してきた。
「今日もお美しい」
「有り難う」
このお世辞には礼の言葉で返す。しかしその表情は少し苛立ったもののままであった。
「それで学校は?」
「もう講義は終わりました」
ゴンサルベは軽やかな声で答える。
「それで今は詩を考えているのです」
「詩をなのね」
「はい。それでコンセプシオンさん」
その軽やかな声でまた話すのだった。
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