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自由の灯り
第十四話
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「そうか、それじゃ」

ヴェントはこれ以上問題が起きる前にキャナルから逃げようとするが、現実は甘くなかった。
何故かキャナルはヴェントに付いていき、いつまで歩いても離れることはなかった。
いい加減疲れたのか、ヴェントはキャナルが付いて来るのを聞くことにした。

「何故付いてくる?」
「いや~、せっかく出会ったのでこれも何かの縁ですぅ~、仲良くしようですぅ~♪」
「断る」

ヴェントは即答するが、それでもキャナルは離れようとせず、そんな会話をしてる間にヴェントとキャナルは魔物の群れに囲まれてしまう。

「っち!仕方ない闘うか、お前は後ろに下がってろ」
「はいですぅ~♪」

ヴェントはキャナルを後ろに下げると、魔物の群れに居るウルフを初めに倒すことにした。

「まずはお前だ!魔神拳!」

ヴェントは素早く手甲を装備すると、拳を振るい地面から衝撃波を放ちウルフを襲う。
ウルフは素早い動きでそれをかわすが、かわした先にはヴェントが目の前に迫っていた。

「遅い!三散華!連牙弾!!」

三度相手を殴りつけてからの拳と足を合わせた連続攻撃がウルフを襲い、ウルフはまともに攻撃を喰らい地面に倒れ動かなくなる。

「よし!一気に攻める!」
「ヴェント~、危ないですぅ~」
「っはい?」

一瞬何を言われたのかわからなかったがすぐにヴェントはキャナルの言葉を理解した。

「ぐるぐる回れお水♪洗濯機のように洗い流せ~、タイダルウェイブ♪」

キャナルはあまりにも速いスピードで魔方陣を描き、詠唱を終らせると、ヴェントが居るのにも構わず水の上級魔術を放つ。
ヴェントは間一髪、術防御を張り魔術の直撃を避けるが、それでも体はボロボロになり全身はずぶ濡れになってしまった
巨大な波が消え魔物が完全に居なくなるのを確認すると、キャナルは嬉しそうにピョンピョン跳び跳ね、ヴェントは無言でキャナルに近づく。

「いぇ~いですぅ~♪」
「・・・馬鹿野郎」
「あだ!」
「俺も巻き込むんじゃねえ!それにお前闘えたのかよ!?」
「あぅ~」

ヴェントはキャナルに拳骨しながら叱ると、キャナルは両目に涙を浮かべながら頭を押さえる。

「痛いですぅ~」
「お前が悪い、それと俺はさっきの魔物で依頼は終わったから船に戻る、お前とはお別れだ」

ヴェントはそう言いながらキャナルの腕を引っ張り、コンフェイト大森林の出口まで連れていくと、そのままキャナルを置いてバンエルティア号に戻ろうとするが、キャナルがヴェントの裾を掴みヴェントは溜め息をつく。

「何なんだお前は?ここで別れるっていっただろ?せっかく出口まで案内したのに」
「いいじゃん♪せっかくだしあたしもヴェントの船にいくですぅ~♪」
「っはあ!?」

ヴェ
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