Wの誕生・はじまりの夜 後篇
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いが…。しかし、これだけは言っておく…。選んだら後には戻れない。後悔しない選択をしろ…。」
翔子は悩んだ…。確かにヒーローや正義の味方に憧れたこともあった…。だけど、これは今の自分にはとても大きすぎる…そう思った…。
『ぐあ!!』
そうして悩んでいる間にも追い詰められていくフィリップ。
(私はフィリップを助けたい…でも、助けたら元には戻れない。きっと後悔する。でも、見てみない振りをしても後悔する。結局、後悔しない選択なんて私には…)
思い詰め、泣き出しそうになる翔子。そんな彼女を見兼ね優しく頭を撫でる宗吉。
「後悔するなというほうが無理だったか…。じゃあ、言い方を変えよう。後悔することを後悔しない選択をしてみろ…。」
翔子は考える。宗吉のいう後悔する後悔しない選択とは自分にとっては何なのか…。
(私の…)
(後悔しても…)
(後悔しない選択…)
(それは…)
翔子は宗吉を真っ直ぐ見る。
「おじさん、私はフィリップを助ける!これが私の選択よ!」
そして、決意を真っ直ぐに伝えた。
「!!」
同時に翔子の懐が紫に光だす。その光の元は…
(ジョーカー…メモリ…)
宗吉は心の中で驚く。これであることに彼は確信を持った。
(まさか…お前が切り札の子だったとは…)
「ちょっと何これ?」
「翔子、Wドライバーをつけろ!」
「えっ?」
「そのトランクに入っている機械だ。」
「こ、これ?」
戸惑う翔子だったが宗吉の指示でおもむろにトランクに入っていた機械を取り出す…。
「それを腹にあてろ。」
「こ、こう?」
ガチャ
すると、機械はベルト状になり翔子の腹に巻き付く。
「うぇ!?」
「そして、メモリのスイッチを一回押して左側の挿入口に入れろ。」
「わかった…。」
『ジョーカー』!!
そして、メモリを入れた翔子だった。
ヒュン
「あれ?消え…」
何故かジョーカーメモリは消え、そのまま翔子は倒れていき、宗吉が間一髪で抱き抱える。
「翔子、これがお前の選んだ選択だ。後はお前次第だ。そして、覚悟
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