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WvsA‘s ジ・ビギンズナイト
Wの誕生・はじまりの夜 後篇
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られてしまう…。しかも、盛大に空振ってしまったため隙だらけだ。





チャキ…





目の前に拳銃を構える腕が見える…。



(嘘…)





彼女は一瞬で悟った…。撃たれると…。



「く!?」



思わず目をつむってしまった…













































「バーン…」





「あれ?」



だが、彼女が撃たれることはなかった…。



「私…生きてる?」



今の自分の状況を飲み込めない翔子。



「辺り前だろ…」



拳銃の主が呆れたような声を出す…。翔子は恐る恐る顔を見てみると…





白いソフト帽にどこか一昔前の匂いを感じさせる男…。紳士を思わせるその立ち姿はまさにハードボイルド…。翔子はこの人物を知っていた…。



「宗吉おじさん!?」



彼の名は鳴海宗吉、翔子の名付け親であり、憧れの人であったりする。



「それはただの玩具じゃない…。」



宗吉は低い声で警告をする。



「おじさん、これが何か…」



『ぐぅ!?』



「!!」



突然、宗吉に話しかけようとした翔子の頭に声が響く…。



(何…今の…それに、フィリップの声?)



謎の現象に戸惑う翔子。



「どうやら、あいつの声が聞こえたようだな…。なら…」



そう言って宗吉は自分の銃に手を掛ける。



「ジゲン!」



『オーライ、マスター。』



すると、銃が喋り立体映像が浮かび上がる…。これだけでも驚くことだが翔子はその映っているモノに驚愕した…。



「フィリップ…?」



そう、そこには瓦礫だらけの病院でハンマーを持った赤いゴスロリの格好の少女に追い詰められ窮地にたっているフィリップが映っていたのだ…。



「今、お前とフィリップは人生の分かれ道に来ている…。」



宗吉はゆっくりと語りだす…。



「これがお前の入れる世界の入口だ。強制はしないさ…。また普通の生活に戻るというのなら俺はその選択を受け入れる…。」



宗吉は翔子の前で片方の足をつき、彼女と目線を合わせる…。



「もし、こちら側に来るのならすぐに覚悟しろとは言わな
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