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WvsA‘s ジ・ビギンズナイト
Wの誕生・はじまりの夜 前篇
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「てめえにはちゃんと名乗ってなかったな!私の名前は鉄槌の騎士、ヴィータだ!」



ゴスロリ風の赤い服にウサギの人形のついた帽子を被った赤毛の少女というだけなら可愛らしいで済んだだろうが、明らかに凶器になりえるハンマーを持っているので危険ということは確かだろう。



「なら、僕も名乗ろう…。フィリップ・ライトだよ…。」



「へっ良い名前じゃないか!さっさと構えろ!!」



「やれやれ…」



そう言ってロストドライバーをとりだそうと懐に手を入れると…



「な、無い!?」



なんと懐に大事にしまっておいたロストドライバーがなくなっていたのだ…。
まずい、どこかに落としたのか!?


(仕方ない…一か八か…)



フィリップが賭けに出る。



「済まないが…見逃してくれないか…。」



「はあ?」



呆れるヴィータ。



「済まないが今は訳あって戦えなくてねぇ…君も誇り高き騎士だというのなら丸腰の非力な奴に手を挙げたりはしないだろう?」



「…」



だまりこむヴィータ。



(やったか…)



様子を伺うフィリップ。







……



…………



………………



……………………





「私だって…」



「?」



「私だってこんな事をしたかねぇよ!でも…このままじゃ…はやてが…」



声を荒げるヴィータ。その声には哀しみや悔しさが感じられる。



「だから!!」



ハンマーを強く握り締め…



「こんな所で止まれねぇんだよ!!」



突撃を仕掛ける。



「グラーフアイゼン!!」



「ぐっ!?」



彼女の武器を間一髪で後ろに跳び避けるフィリップ。

(今…はやてって…)



ヴィータの話の人物名に引っ掛かるフィリップ。



「うおおおおおおおおお!!」



凄まじい勢いで自らの武器、『グラーフアイゼン』を振り回すヴィータ。その心は泣いている…。



「くそ…ここまで…」



そうフィリップがあきらめかけたその時…























ヒュン







「!」





突如、彼の腹部にメモリの挿入口が二つついたロストドライバーのようなベルト
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