Wの誕生・はじまりの夜 前篇
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のは。
「ふふ…見せてあげようか…?」
「ちょっと、勿体ぶらないでとっとと見せなさいよ!」
「たく…せっかちなんだからアリサは…」
「早く、早く!!」
「わかったわよ!!おいで、ファングちゃん!!」
翔子が何かを呼んでみた様子を期待に胸を膨らませていた三人。しかし…
……
…………
………………
……………………
何も起こる様子は無い。
「あの………翔子ちゃん…」
恐る恐る、翔子に話かけてみるなのは。
「後ろ。」
「ふぇ?」
「U★SHI★RO」
「後ろ?」
なのはが振り向いてみると…
『クワッ!!』
「にゃああああああああああああああ!?」
絶叫するなのは。
『クワッ!!』
そして、なのはの後ろにいたモノは飛び上がり、彼女の頭を踏み越えていくと翔子の手に収まった。
「紹介するよ。ファングちゃんだよ。」
『クワッ!!』
翔子から自己紹介され誇らしげなファング。
「へぇ〜中々可愛いじゃない。」
「なにこれ!ロボット!?」
ファングを抱き上げ撫で回すアリサとすずか。
「見たこと無い子なの…」
なのはも目を輝かせながら触れようとしたその時…
『ガウッ!!』
ガブ
「にゃああああああああああああああ!?」
ファングはなんとなのはの指に噛み付いたのだ。悲鳴を挙げるなのは。
「あら、嫌われちゃったかな?」
その様子を傍観する翔子。
「あんたモロ他人事扱いね…。」
突っ込むアリサ。
「まず、なのはちゃん助けようよ!」
必死になのはを救助しようとするすずか。
そして、なのはからファングが離れたのは暫くしてからである。
キン、コン、カーン
「あ!鐘鳴ったよ!」
「嘘!もうそんな時間!?」
急いで教室に戻ろうと
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