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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第19話 バルトの悩み、なのはの思い
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をポンと合わせた。
「お前な………」
「ごめんなさい………」
うなだれながら謝るなのは。
「まあ所詮証拠も無いし騒いだところで何も変わらん」
「せやけど機動七課には注意した方がええね」
そう言って互いに頷くバルトとはやてだった。
「………そう言えばはやてちゃん、ベーオウルブズの隊長、桐谷君だったよ!!」
「私もびっくりやったわ………機動七課に所属している事は部隊紹介で知っとったけどまさか隊長をやっとるとはなぁ………」
「桐谷君から何か聞けないかな………?」
「まあある程度は聞けそうだが、深いところはまで知らないんじゃねえのか?」
「そうですね………隊長って言ってもまだ新人ですし、本当に重要な事を話されてるとは思えないですね………」
バルトの言葉に納得するなのは。
「まあ憶測の話は終いや。とりあえず明日からまた訓練なんやから今日はしっかり休んでな2人共」
「うん」
「うぃ〜っす」
はやてにそう言われ、バルトとなのははそれぞれ部屋を出ていこうとする。
「あっ、ちょっとなのはちゃんは残ってな」
「えっ、うん」
「そんじゃお先」
手を振りながら出ていくバルトを見送り、はやてはニヤリと笑った。
「それじゃあなのはちゃん、その後はどうやった?」
「ど、どうって?」
「デートやデート!なのはちゃんもそのつもりで行ったんやろ?」
「わ、私はヴィヴィオちゃんの為に行っただけで………」
そんななのはのはやては答えに額を押さえ呆れた様子でため息を吐いた。
「本当にそんなんでええんか?バルトさん、度々聖王教会に顔出しているみたいやで」
「聖王教会………?何でバルトさんにとって無縁そうな場所に………」
「それでな、更に興味深い話をヴァロッサに聞いたんや。『最近良く男の人とお茶会をしてて、姉さんはそれをとても楽しみにしてるって』そんな内容や。さてその男の人は誰やと思う?」
「えっ………まさかバルトさん!?」
「そうや!!バルトさんや!!」
「うそぉー!?」
思わずはやてに身を乗りだし声を上げるなのは。
「う、嘘や無いで。カリムにも直接聞いたこともあるし………それにバルトさんのドストライクやろ?金髪美人でスタイル抜群、しかも性格が良くておしとやかな大人の女性」
「か、勝てる要素皆無なの………はやてちゃんどうしよう!!」
すがるようにはやてに聞くなのは。
「私に言えることは1つ!!なのはちゃん、既成事実を作るんや!!」
「えっ!?でもそれは………」
「その年になってなに純情ぶってるんや!!ええんか?カリムにバルトさんを取られても、ヴィヴィオちゃんを取られても!!」
はやてに力強く言われ、握っていた手に力がこもる。
「………それは嫌だ。3
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