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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第19話 バルトの悩み、なのはの思い
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「大変やったね2人共。だけど何で報告がこんな時間なんや………?」

はやてにそう言われ時計を見ると、夜の10時少し前。
門限が10時までなのでかなりギリギリだ。
帰って早々はやてに呼び出しを受けた2人は、疲れて帰る途中眠ってしまったヴィヴィオをバルトがおんぶし、部屋で寝かせそのまま部隊長室へとやって来ていた。

「おかげさんでレジアス中将直々に連絡を受けたとき大恥かいたで………『部下の管理も出来んとは………やはり貴様では部隊長など………』って具合にや」
「そりゃあお疲れさん〜」
「はぁ………………」

バルトの反省0の発言に頭を抱えながらため息を吐くはやて。

「バルトさん………?」
「睨むなはやて。だが俺は休暇を有意義に使っただけだ。文句を言われる筋合いはない。それになのはだってすっかり忘れていただろうが」
「うっ!?………だってちょっと考え事してて………」
「だったら人の事言えねえだろ」
「私はちゃんと反省してます!!」

「ハイハイ、夫婦喧嘩はその辺で終わりや!!」

パンパンと手を叩き、2人の口論を止めるはやて。

「私が不機嫌なのはあの髭面親父に好き勝手言われた事やない。事件の情報が全くと言って良いほど入って来ない事に腹を立てているんや」

機動六課のメンバーが事件に巻き込まれていながらも、レジアスは『管轄が違う』とはやてに公開することはなかった。

「私が知っとるのは、新人で形成された対バリアアーマー部隊、『ベーオウルブズ』が犠牲者を出さず事件の場を鎮圧したとしか教えられてへん。いったい何があったんや?」

真剣な表情で言うはやて。

「はやてちゃん、実は………」

そんなはやてになのはも口を開いた………










「なるほど、そんなことがあったんか………」

なのはの説明を受け、腕を組んで深く自分の椅子に座り込むはやて。

「はやて、今までの報告にバリアアーマーの人工知能ロボットとかあったか?」
「無いで。全部人間が乗ってて全員自害したとなっとる。ちゃんとその当人も確認できたし間違いないで」
「じゃあやっぱり人員が少なかったからロボットに?」
「なのはちゃん、違うで。確率的にはありえへんことは無いけど、恐らく違う」
「何で………?」
「色んな場所でテロを起こし、簡単に切り捨ててきた奴等が人が少なくなって仕方がなく………何てすると思うか?」

バルトに言われ考え込むなのは。

「………思わない」
「まあ可能性は0とは限らへんし憶測なのは確かやけど、あまりにも不自然過ぎるからなぁ………」
「それに奴等ベーオウルブズが現れた途端奴等しか狙ってこなかった。それこそおかしいだろうが」
「あっ………」

思い出したかのように手
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