機動戦士ガンダムSEED
0202話
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にするのは当然だろう。
そして最大の勘違いが、メギロートの性能に対する過小評価だ。
「ほう、じゃあ賭けでもしないか?」
「賭けだって?」
「ああ。この模擬戦でオーブご自慢のM1アストレイと、俺達の出したメギロートのどっちが勝つか。当然俺はメギロートの勝ちに賭けるが」
「いいだろう! なら僕はM1アストレイの勝ちに賭けさせて貰おうか。僕が勝ったらその3人に一晩付き合って貰うが構わないね?」
「ほう? 俺の恋人達を賭けろと? じゃあそっちもそれ相応の対価を賭けて貰えるんだろうな」
ユウナが何を望んでいるのかは、レモン達3人を見る視線で容易に想像出来る。ならこちらとしてもそれ相応のチップを用意して貰うまでだ。実際、どう転んでもM1アストレイがメギロートに勝つ事はないのだ。M1アストレイのパイロットがキラだったりしたら操縦技術やSEEDの覚醒で何とかなるかもしれないが、今回の模擬戦ではテストパイロット3人娘の1人であるアサギが操縦すると前もってウズミからエキドナ経由で聞かされている。
「ふむ……それならあの不細工な虫モドキが勝ったら、今日から一週間このオーブで君達が使う費用に関しては全て僕が払わせて貰おう。それでどうかな?」
「ほう、それはありがたいな。こちらも色々と入り用でな」
チラリとレモン達の方へと視線を向けると、レモンが先程のアルカイックスマイルとは違い満面の笑みを浮かべている。コーネリアにしても数日ホワイトスターに滞在しただけあって俺達の技術力を知っているので問題無いと頷く。シャドウミラーの技術力を話でしか聞いた事のないマリューは一瞬口を挟もうとしたが、レモンとコーネリアの様子を見て、諦めたように溜息を吐いた。
「アクセル君、そろそろ時間だが始めて構わないかね?」
賭けが成立したのを見計らうようにしてウズミが声を掛けてくる。いや、実際に俺達の話が終わるのを待っていたのか。
そう思いつつ、視線を司令室にある時計へと向けるとそこにはPM02:57分と表示されている。どうやらユウナと話している間に模擬戦開始時刻が迫っていたらしい。
「ああ。レモン」
俺の言葉に頷いたレモンが持っていたコンピュータに素早く指を走らせる。
メギロートは通常AIによって制御されているのだが、それに対する命令入力に関しては大雑把なものしか出来ない。例えば敵として登録したMSを排除しろ、とか敵旗艦を沈めろ、とかそんな命令だ。だが、今回行われるのは模擬戦だ。M1アストレイの破壊はともかく、パイロットのアサギは絶対に殺さないようにしなければならない。故にその為の行動をレモンがここから命令する事になっているのだ。
「ウズミ代表、模擬戦ですので武器の威力は最低まで落としますが構いませんか?」
「ああ。こちらもビー
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