朝
前書き [2]次話
ピピピと目覚まし時計の鳴る音が、ベットで寝てる翔太の耳に入りゆっくり起き上がった
翔太「もう朝か」
そう呟いて未だ鳴り響いている目覚まし時計を止めてベットから立ち上がり部屋から出てリビングに向かった
翔太の両親は3年前に行方不明になったきりなのでリビングには人の気配は一切しないが、もう慣れてしまった翔太は朝ごはんを済ませようと食パンを出そうとした時、インターホンが鳴った
翔太「まだ9時だってのに誰だよ」
内心では今インターホンを鳴らした人物が誰なのかはわかっているため普通にドアを開けた
そして立っていたのは翔太の予想通りの人物だったので溜息をついた
翔太「春佳、まだ9時だぞ?」
立っていたのは翔太の幼馴染の三浦春佳
日本人らしい黒髪を肩にかかるくらいに伸ばして、空色のTシャツに紺色の短パンというボーイッシュな恰好をした女の子だ
春佳「だって暇だったんだもん!」
ぷくーと可愛らしく頬を膨らませる春佳を見て再び溜息をついた
翔太「別に家に来るのはいいけど朝ごはん作ってくれ」
春佳「わかった!
お邪魔しま〜す」
特に嫌な顔もせずに、靴を脱いで真っ直ぐ台所に向かった
翔太「これで朝ごはんは美味い物が食えるな」
春佳の作るご飯が気に入ってる翔太はニヤリとした笑みを浮かべたがすぐにその笑みを消してリビングに戻った
数分したらリビングいにいい匂いが漂ってきた
春佳「出来たよ〜」
お盆にいくつか皿を乗せてリビングに入ってきた
それを聞いて待ってましたと言わんばかりに春佳からお盆をもらってテーブルに置いた
春佳「そんなにお腹空いてたんだね」
さすがに春佳も苦笑いを浮かべながら翔太の向かいに座った
翔太「それじゃあいただきます」
翔太「ごちそうさま」
数分かけて食べ終わった
春佳「ねぇ翔太、今日暇?」
食べ終わった翔太に少し緊張しながらも笑顔で尋ねた
翔太「ん?
まぁ、暇だな」
春佳「ならさ、今日オープンのデパートがあるから、一緒に行かない?」
翔太「いいぞ」
春佳の言葉に驚いた様子も見せず微笑みながら頷いた
春佳「じゃあレッツ・ゴー!!」
前書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ