追想〜聖騎士対聖騎士〜
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高くに掲げた。
「食い散らせ・・・・・・暗黒!」
あらゆる光を吸収する刀身から、漆黒の闇が溢れ出した。幾筋もの闇は一つにより集まり、俺を引き裂こうと殺到する。
「焼き尽くせ・・・・・・獄炎!」
降り下ろした剣が、世界を焼く鞭となって闇を迎え撃つ。
拮抗する二つの力。シナプスが焼き切れそうになる中、ぶつかり合う二つの意思、二つの意地、二つの『シンイ』は・・・・・・
「おおおおおおおおお!!」
大切な仲間、大切な相棒、何より、世界で一番大切な人の為に・・・・・・俺は、勝つ!
均衡は破れ、衝撃でお互いに吹き飛ばされる。凄まじい煙の中・・・・・・俺は、まっすぐロキの下へ突き進む。奴が何処に居るかは分かっていた。何故なら、あいつは俺だから。
「終わりだ、俺ぇぇぇぇぇ!」
ソードスキルは使わなかった。燃え盛る剣に切り裂かれたロキは・・・・・・いや、俺は、黒い塵となって消え去った。
新実装イベント、『ラグナロク』。第一回の『ラグナロク』は、俺達の、いや、俺達と巨人族の辛勝で幕を閉じた。
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