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一般人(?)が転生して魔王になりました
新生、会話、驚愕、起きる者
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《先に考える者》といい先見の明がある賢者を意味し、エピメテウスとは《後に考える者》といい行動した後で考える愚者という意味を持つのである。


―閑話休題―


 そして神を殺した者を『カンピオーネ』、『羅刹王』、『チャンピオン』、『魔王』と様々な名称で呼ばれ《エピメテウスの申し子》と呼ぶ者もいる。頭のいい人間は神とは戦わない。それは自身の死を早めるからだ。しかしバカな思考の持ち主なら神と戦う。故に《エピメテウスの申し子》と呼ばれるのだ。


「あ、そっか。あなたアテナ様を守護神として収めた家の子ね。理解が早い訳よ」


「え? 何? 知ってるんだ?」


「当然じゃない! あの不死の神性を持つ女神を一度殺しているのよ!あと少しで新しい子が誕生すると思って手に汗握りながら見てたんだもの!」


 けどそれで、切り倒されて彼女自身が再生した時にはビックリしたけどね。と付け足した。

 俺はどう再生したのかすごく気になるのだが。あれか異能か。異能なのか!


「桜華曰く『生命力を完全にコントロールし、細胞の新陳代謝を抑えているからね。外見上は年も取らないし、いざという時は生命力を活性化させ、切られた傷も治せるんだよね。もっとも僕には及ばないけど』と言っていたわね。私も彼が何で今でも生きていられるのか疑問だったけどソレ聞いてよく分かったわ」


 何故若い状態で百歳以上生きられたのか分かったな。ん?桜華ってどこかで聞いたことがあるような………って!!


「……ちょっと待て!今の言葉を聞く限り、初代は生きているのか!?」


 御剣家初代当主_御剣桜華(おうか)

 その全貌は誰も知らず、どのような生き方をしたのかも知られていない謎だらけの人物である。唯一分かっているのは男であると言う事だけである。

 もし生きているのなら千年以上生きている人ではない“何か”である


「そうよ。桜華は人としては最高位の人間で、此処に自由に入れるほどのね」


 本来なら此処に入る事などできないのだがそれを出来てしまっているのだ。


「うわ〜。え、何。家の初代当主ってそこまでの規格外だったの」


「確かにあれほどの規格外なんていないわよ。まあ、彼は肉弾戦の戦闘力があなたたちの家系のソレと比べると限りなく弱いわ。けどね、技量と術、そして異能関係は全てを極めた最強の人間よ」


 パンドラに此処まで言わせる人間って何やねん。


「それに―」


「そこまで話さないでくれ。これ以上僕が話すことが無くなるじゃないか」

 
 パンドラが何かを言おうと話すがその言葉は第三者の言葉で遮られたのである。

 その声の主を見ようと振り向こうとするとが、体が金縛りにあった
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