神として
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「ねぇお兄様・・・。痛くないの・・・?」
「大丈夫大丈夫、このぐらい痛く無いっいってぇぇええええええ!!!」
フランと閃輝は戦いが終わってから紅魔館に入り、閃輝はフランを膝の上に乗せて、咲夜に手当てをして貰っていた。幾ら閃輝と言えど、フランの能力を二連続で受けた為に体には傷が数多くある。閃輝はフランが心配そうに身体を見るので、大きく笑って大丈夫だと言うがそんな
閃輝の背中をレミリアが思いっきり叩いたのだ。
「何が痛くないよ。貴方、本当は今も激痛が走りまくってるくせして、無理してんじゃないわよ」
「だからって怪我人の背中を思いっきり叩く奴がいるか!?」
「人じゃなくて神でしょあんた」
「んなことどうでも良いわ!!」
閃輝はレミリアに文句を言うが、レミリアはそれを軽く受け流して、椅子に座って紅茶を飲み始める。閃輝覇そんなレミリアに怨めしい視線を送りながら手当てを受ける。
「それよりも貴方、どうして妹様の能力を食らってこの怪我ですんだの?」
「ああそれはな、フランは妖力を目を潰す事で相手に妖力を送り込んで破壊するんだ。でも、俺の神力の方が強かったせいか、神力と妖力がぶつかり合って身体の外で爆発が起きたんだ。それでも、あれ以上の妖力が送り込まれてたら危なかったかもな・・・」
咲夜は納得したように再び手当てを再開した。そして閃輝の身体に包帯を巻いている時
「閃輝君。これはまた手酷くやられましたね」
「あれ?師匠?」
現れたのは覇狼だった。閃輝は立ち上がろうとするが、覇狼は手を前に出してそれを制止する。フランが膝に乗っているのもあるが、怪我をしているのに無理に立たせる必要が無いからだ。
「あ〜!こんばんわ〜覇狼お爺ちゃん!」
「はいこんにちわフランちゃん。今日も可愛いですね」
そう言って覇狼はしゃがんでフランの頭を撫でてやる。フランは嬉しそうにえへへ♪と笑う。
「それで、何で紅魔館に来たのかしら?閃輝に用でもあったのかしら?」
「ええ、その通りですレミリアちゃん」
「ええい・・・ちゃん付けするなと言ってるのに・・・」
覇狼は微笑みながら、閃輝に向き直った
「決行は3日後の午後0時となりました。集合場所は博麗神社、遅れないように気を付けてください」
「!・・・了解しました。それまでには傷を癒しておきます」
「では私はこれで」
そう言って、覇狼は頭を下げてから紅魔館から出て行った。咲夜は覇狼が出て行ってから閃輝に尋ねてみた。
「貴方・・・。3日後に一体何があるの?」
「いやなに、神々の戦争に参加するのさ」
神々の戦争。それを聞いた一同は意味が解らない様な顔をするが、パチュリーだけは顔を青くしていた。ラウラはパチュリーを心配して椅子に座らせる
「ど、どうし
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ