第十話 やっぱ知識は必要だよな
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速さなどの能力を上げる。
治癒や解毒などの魔法もこの枠組みである。
特殊魔法というのは、個人魔法とも呼ばれる。
クィルの眠りの魔法も、どうやらこの特殊魔法に位置付けられるらしい。
特殊魔法というのは、努力すれば会得できるという代物(しろもの)ではない。
無論、才能があれば覚醒させることができるかもしれないが、この特殊魔法は誰もが使用できるわけではない。
種類も定かではないが、魔法によっては国宝級と称されるものもある。
もちろん、使用できる人物も重宝(ちょうほう)される。
闘悟は、これまでの話を大人しく聞いていた。
何故なら、この知識の教授を望んだのは闘悟本人だからだ。
後はこの世界の通貨について教わった。
日本の通貨価値と比べるとこうだ。
銅板=一円
銅貨=十円
銀板=百円
銀貨=千円
金板=一万円
金貨=十万円
白金貨=百万円
これがこの世界の通貨価値だ。
「これが、ざっとこの世界の知識だ」
そう言ったのは、グレイハーツ王ギルバニアの隣にいる大臣の肩書(かたがき)を持つベアンだ。
彼は見た目四十代の男性だ。
口髭を生やした、礼儀正しそうな紳士と思われる人物だ。
闘悟がこの世界の知識が欲しいと言って、名乗りを上げたのが彼だった。
「さあ、お前の望み通りの情報は教えた。それで、見返りとしては、何をくれるんだ?」
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