暁 〜小説投稿サイト〜
トーゴの異世界無双
第十話 やっぱ知識は必要だよな
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
速さなどの能力を上げる。
 治癒や解毒などの魔法もこの枠組みである。


 特殊魔法というのは、個人魔法とも呼ばれる。
 クィルの眠りの魔法も、どうやらこの特殊魔法に位置付けられるらしい。
 特殊魔法というのは、努力すれば会得できるという代物(しろもの)ではない。
 無論、才能があれば覚醒させることができるかもしれないが、この特殊魔法は誰もが使用できるわけではない。
 種類も定かではないが、魔法によっては国宝級と称されるものもある。
 もちろん、使用できる人物も重宝(ちょうほう)される。
 闘悟は、これまでの話を大人しく聞いていた。
 何故なら、この知識の教授を望んだのは闘悟本人だからだ。


 後はこの世界の通貨について教わった。
 日本の通貨価値と比べるとこうだ。


 銅板=一円
 銅貨=十円
 銀板=百円
 銀貨=千円
 金板=一万円
 金貨=十万円
 白金貨=百万円


 これがこの世界の通貨価値だ。


「これが、ざっとこの世界の知識だ」


 そう言ったのは、グレイハーツ王ギルバニアの隣にいる大臣の肩書(かたがき)を持つベアンだ。
 彼は見た目四十代の男性だ。
 口髭を生やした、礼儀正しそうな紳士と思われる人物だ。
 闘悟がこの世界の知識が欲しいと言って、名乗りを上げたのが彼だった。


「さあ、お前の望み通りの情報は教えた。それで、見返りとしては、何をくれるんだ?」


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ