機動戦士ガンダムSEED
0201話
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もここまで大変だったから昨日と今日は完全なオフにするように言ってあるわよ。……ねぇ、それより聞いてもいい?」
「ん? 何だ?」
「昨日コーネリアに聞いたんだけど、彼女もアクセル達とは違う世界の人なのよね?」
「そうだな。マリュー達の世界の前に転移したのがコーネリアの世界だったな」
「でも、彼女は今、シャドウミラーだっけ? それの一員となってアクセルの側にいる。……私も受け入れて貰えるのかしら?」
半ば俺に抱きつくようにしながらも、マリューの目は真剣だった。
「俺としては大歓迎だが……いいのか? マリューの場合はオーブの民になるという選択肢も残されているんだぞ?」
「確かにアクセルと出会う前ならその選択肢を選んだと思うわ。……でも、私はもう貴方に出会ってしまった。戻りたくても戻れないのよ。……いえ、正確には違うわね。自分の意志で戻らないと決めたの」
……全く。何でこうもいい女ばかり多いのかね。
「ああ。俺はマリュー、お前を歓迎する」
マリューの頬を軽く掴んで上を向かせると、唇を合わせる。
30秒程の間キスをしていたが、やがて名残惜しげにマリューから離れていった。
「それに私はアクセルの恋人なのよ? ……恋人の1人って言わないといけないのがちょっと悔しいけど」
「全く……馬鹿だな」
原作でキラと戦ったバルトフェルドも恋人のアイシャに馬鹿と言っていたが、今の俺と似たような気持ちだったのだろうか。
「さて、これでマリューのシャドウミラー参加も正式に決定した訳ね」
「うむ、これからは共にアクセルを支えていこう。……第一夫人の座は譲らんがな」
マリューのこれから、という事で黙って俺達のやり取りを見ていたレモンとコーネリアがそう言いながら俺へとしな垂れかかってくる。アクセルの肉体だから3人分の体重も受け止められるが、普通の男なら潰されているぞ。
「あら? 私だってもちろん第一夫人の座は狙っているわよ?」
「あらあら、本妻は私だって決まっているのに……何を言ってるのかしら?」
マリューとレモンが言い合いをしているが、半ばじゃれつくようなその言い合いは見ていてどこか微笑ましいものを感じた。何と言うか、胸の中がほんわかしてくるような。恐らくこれが愛されている、満たされているという実感なのだろう。
そんなレクリエーション染みたやり取りを10分程した頃だろうか。さすがにこのまま全員が裸で過ごすというのも些か拙いという事でそれぞれがシャワーを浴びる事にした。
……昨夜は色々とあった訳で、それなりに皆の身体が汚れているのも事実だったしな。
シャワーを浴び終え、昨日の昼食のようにレモンとマリューの手料理が食卓に並ぶ。
既に昼近い時間なので、朝食ではなくブラ
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