機動戦士ガンダムSEED
0201話
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かのように。
「じゃあ、意識がない状態で昨日アレだけ?」
「……らしいわよ?」
「なんと。……まさにケダモノだな。と言うか、3人もいてこの有様では……もし私1人だったら……」
「壊されていたかもしれないわね。そういう意味ではアクセルの恋人がこの3人というのは良かったのかもしれないわ」
「それは否定出来ないわ。あの状態のアクセルを私1人でなんて……」
何やら好き勝手に言われているが、取りあえず俺の立場としては何も言えないのでこういう場合は黙っているに限る。
……それに何だかんだで、マリューもレモンやコーネリアとそれなりに打ち解けたようなので良しとしておく。例えそれが俺という相手に立ち向かった結果の信頼だとしてもだ。
自分に言い聞かせるように内心で考えていると、寝室にある通信機が鳴っているのに気が付いた。
この3人のやり取りを聞いていると俺の精神的ダメージが凄い事になりそうなのでこれ幸いと通信を受ける。もちろんこの状況なので音声のみでだ。
「アクセルだ」
「あ、隊長。先程オーブ側から連絡がありました。昨日話した模擬戦については明日の15:00時から行いたいとの事です。場所は前回M1アストレイという機体のテストをした場所だと言えば分かるとの事でしたが」
M1アストレイ? ああ、キラと最初に案内されたモルゲンレーテのMS地下工場か。
「分かった。メギロートの運搬については何か言ってたか?」
「はい、トレーラーはオーブ側で用意するとの事でしたので、私達はそのまま来て貰えればいいと。……その、レモン様達もアクセル隊長と一緒にいるのでしょうか? 研究室や部屋に連絡しても繋がらないのですが」
「ああ。3人共ここにいるから今の件は俺が伝えておく」
どうやら昨日レモンがエキドナに頼んでいたのは俺の代わりにオーブ側からの連絡を受けるようにしていたらしい。アースクレイドルにいた時とは違い相応に信用が出来るとは言え、ゲートをそのまま放っておく訳にもいかないか。となると、アースクレイドルの時と同じく量産型Wを歩哨的な役割で置いておいた方がいいのかもしれないな。
「アクセル? 何の連絡だったの?」
「昨日の交渉で話に出ていた模擬戦についてだよ。明日の午後3時からやる事になった。取りあえず今日1日は空いたな」
寝室にあるベッドの上へと倒れ込むが、さすがにキングサイズのベッドでも大の大人が4人も上にいると狭く感じるな。
「たまにはいいでしょう。ヘリオポリスからこっち、安心して休める状況じゃなかったんだし……完全なオフが1日くらいあってもね」
マリューが俺にしな垂れかかって来ながらそう言う。
「アークエンジェルの方はいいのか?」
「艦の修理に関してはモルゲンレーテに任せてあるし、クルーの皆
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