暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic5魔法少女リリカルなのは、始まりますっ〜The FooL〜
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だけど、学校と塾があるから、その・・・』

『うん、大丈夫、判って――あっ!』

『っ! この感じ・・・ユーノ君!』

ジュエルシードが発動したのをピリッと感じた。『行こう、ユーノ君!』ユーノ君とは途中で合流することにして、ジュエルシードが在る場所に向かって駆け出す。発動場所は、とある神社。合流したユーノ君と石段を一緒に駆け上がって、あと二段昇るだけでいいってところで足を止めた。

「おぉ・・・ビックリ」

「あれは・・・! まずい、原住生物を取り込んでる!」

神社の境内に、それはそれは大きくて黒くて目が4つあって牙がすごい、えっと・・・犬?さんが居て、グルルって唸ってた。呆然と眺めてると、なんか目を付けられちゃったみたい。4つの目が私とユーノ君に向けられた。もしこのままここに居て飛び掛かられちゃったりしたら、最悪階段から転げ落ちちゃう。

「とにかく広い場所に・・・!」

「うわっ? なのは・・・!?」

ユーノ君を抱え上げて階段を昇りきったところで、犬さんが吠えながら大口を開けて飛び掛かって来た。だけどその前に境内を走って飛び掛かりをやり過ごして、ちょっとでも距離を開けるためにもっと走る。

「実体が有る分手強いから、まずは変身を! 呪文、憶えてるよね!?」

「大丈夫! レイジングハート、お願い!」

≪はい、マイマスター!≫

呪文は思い出すことが出来たし、忘れてもないよ。でも、もう大丈夫。呪文をショートカットして変身するとユーノ君が「うそっ!? えっ!?」ってちょっと混乱気味。それだけじゃないよ。授業の合間に、私は2つの魔法のイメージを固めた。けど実際に使えるかどうかはまだ自信ないけど。

(きっとやれる・・・!)

反転して戻って来た犬さんがまた飛び掛かって来た。

≪Flier Fin≫

空に上がる。こう言ったらなんだけど、あの魔法使いの女の子に会うことが出来てよかったって思う。今日一日で、魔法使いとしてほんのちょっとだけでも成長できたんじゃないかなって思えるから。

「呪文無しで変身したことにも驚いたけど、本当に飛行の魔法を使えるようになったんだね・・・」

「レイジングハートのおかげ♪ 本当にありがとう」

≪マスターの想いに応えたままですよ。私としても楽しい時間でした≫

そんな嬉しいことを言われた私はニヤけそうだったけどそれを抑えて、鳥居に昇って私に向かって飛び上がって来た犬さんを避ける。

「ユーノ君!」

「うんっ。えっと、なのはって飛行の他に何かイメージした魔法とかって・・・ある?」

ものすごい速さと高さの飛び掛かり攻撃をしてくる犬さんを避け続けながら、「えっと・・・」コソコソと耳打ちしてみる。すると「本当に!? たった数時間でそ
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