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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic5魔法少女リリカルなのは、始まりますっ〜The FooL〜
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は最初ブレーキに逆らうように走っていたけど、でも少しずつスピードが落ちていって、最後はちゃんと停まった。
「終わった・・のかな・・・?」
停まった車と魔法使いさんのところにまで飛ぶ。魔法使いさんが車のボンネットからジュエルシードを取り出したのが見えて、「あのっ!」魔法使いさんに声を掛ける。黒光りする仮面が私の方に向いてちょっとビクッと体を引いたけど、
「なに?」
(女の子の声だ・・・)
魔法使いさんの綺麗なその声で、さっきまで抱いていた不気味感が薄らいだ。だから「ソレ、ジュエルシード・・・どうするの?」お話を続けることが出来た。
「もちろん使うんだけど。それが?」
「でも、ジュエルシードの持ち主に返さないとダメなんじゃ・・・」
「持ち主? どうして? 私が頑張って手に入れたんだから、コレはもう私の物でしょ」
魔法使いさんはそう言って、私に背を向けて去ろうとした。だけど「待って!」このまま行かせるわけにはいかないから呼び止める。無視されちゃうんじゃないかって思ったけど、「まだ何かある?」って振り返ってくれた。
「ジュエルシードは、ユーノ君って子が発掘したの。だから今の持ち主はユーノ君で、ユーノ君は頑張ってジュエルシードを集めてて、私はそのお手伝いをしようと――っ?」
そこまで言ったところで、魔法使いさんが私に向かって歩いて来た。だから途中だけど口を噤んじゃって、“レイジングハート”を持つ手に力が入る。
「そう。でもね、私にはどうしても必要なんだ、ジュエルシードが。人ひとりの人生を救うためにはどうしても。だから悪いけど、ジュエルシードは貰ってく」
「にゃっ?」
すれ違う時にいきなり頭を撫でられてビックリしたけど、撫でるのがすごく上手で気持ち良い。ほわほわ気分になって眠く・・・「じゃなくて!」魔法使いさんの手を振り払うように振り向いたら「っ!」私の顔を手の平で覆い隠されてビックリ。
「ユーノという子に伝えて。ジュエルシードは人助けの為に貰っていく。あなたのようにただ封印・保管するだけの、有効活用しない子には譲れない、って」
「・・・・あ、あの!」
「結界解除するから、あなたも早く元の姿に戻った方が良い。その姿で公衆の前に現れたくないでしょう?」
そう言われて、「レイジングハート!」すぐに学校の制服姿に戻る。その変身を解除した一瞬の隙で、「あ、あれ?・・・あっ!」魔法使いさんは空高くまで飛び上がっていて、すぐに見えなくなっちゃった。
「結界が・・・」
結界が解除されてすぐに『なのは! 大丈夫!? なのは!』ユーノ君からの念話。そしてあちこちから聞こえてくる悲鳴やパトカーに救急車のサイレン。
「やっぱり放っておけないよ・・・」
ジュエルシ
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