暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第七十話 加速する呪い
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り、戦いに向かう。
side 士郎
アースラから降りて、家に戻った後、工房で座禅を組む。
ちなみに同居人のプレシアは今日はいない。
恐らくフェイトの事を心配して今夜は帰らないだろう。
フェイトといい関係を築けていけているようでなによりだ。
眼を閉じて設計図を頭に次々と浮かべていく。
投影のイメージのトレーニングをである。
そんな時、家の結界に入るモノ。
「シグナムに預けた使い魔か」
使い魔に意識を向けると足に手紙が括られている。
はやてに何かあったか?
使い魔を工房に呼び寄せ、手紙を確認する。
手紙に書かれていたのははやてと闇の書のこと。
・闇の書の呪いが加速している事
・はやてが入院した事
・猶予がなく闇の書の完成を急ぐ事
「猶予は一ヶ月か」
時間がないな。
結局、闇の書の対策も、はやてを救う方法も未だに見つかっていないというのに
そんな時に鳴る携帯。
誰だ?
「メールか、プレシアから?」
プレシアからメールとは珍しい。
内容は簡潔であった。
―――闇の書の追加情報がわかったわ。
明日戻ったら教えるから
闇の書の追加情報か。
この情報が光明になればいいんだがな。
微かな希望に期待していた。
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