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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第七十話 加速する呪い
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し、転生機能と無限再生機能へと変化してしまった。
「一番酷いのが持ち主に対する性質の変化。
一定期間蒐集がないと持ち主の自身の魔力や資質を侵食し始めるし、完成したら持ち主の魔力を際限なく使わせる。
無差別破壊のために。
だからこれまでの主は完成してすぐに」
闇の書の主に選ばれた者の末路か。
蒐集しなければ自身の命を侵食され、完成させたとしても結局闇の書に滅びをもたらされる。
「停止や封印方法の資料は?」
「それは今調べてる。
だけど完成前の停止はたぶん難しい」
「なぜ?」
「闇の書が真の主だと認識した人間でないとシステムへの管理者権限を使用できない。
つまりプログラムの停止や改変が出来ないんだ。
それに無理に外部から操作をしようとすると主を吸収して転生しちゃう機能も入ってる」
闇の書の封印が不可能といわれる所以か。
厄介事が山積みだな。
「調査は以上か?」
「現時点では」
「ではすまんが、もう少し頼む」
いままではわからなかった闇の書の改変や機能。
こればかりはユーノのおかげだな。
だが機能がわかったが闇の書を停止、封印するには問題が多く、ほとんど不可能だろう。
もし手があるとすれば
「……士郎か」
僕達の知らない技術である魔術だが、士郎の立場もあるからこれもどうなるか微妙なところだ。
それ以外にも気になる奴もいる。
「エイミィ、仮面の男の映像を」
「はいな」
「なにか考え事?」
なのはの新型バスターを防御し長距離バインド、さらに戦闘で疲れているとはいえフェイトの背後に気付かれずに接近して一撃。
魔法、接近戦共にかなりの使い手。
「地球での戦いのときは士郎に任せたいとこではあるんだがな」
士郎には言わないが、現在の僕達の中でどのような状況、相手でも一番うまく立ち回れるのは士郎だと思っている。
「クロノ君、それって大丈夫なのかな?」
「ん? どういう意味だ?」
「士郎君がフェイトちゃんが襲われる映像を見ていた時、すごく怒ってたの。
別に私に向けられた訳じゃないのに、その……怖かった」
エイミィ、その情報は出来れば聞きたくなかったよ。
「クロすけ、どうしたの?
すごい眉間に皺が寄ってるけど」
そりゃよるさ。
僕と一緒に現場を知っているエイミィが恐怖を感じるとなると、恐らく士郎が本気で敵意を向けたのだろう。
ただでさえ非殺傷設定がない士郎が躊躇なく戦えば、戦いに勝ったとして相手の命の保証なんてないだろう。
そして
―――クロノ、覚えておきなさい。
魔術師と魔導師、共に魔力を使う者だけど、命のやり取りの覚悟は魔術師が遙かに上よ。
そ
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