暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第73話 =世界樹攻略=
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背中腰にある抜き放ち、扉が開ききると同時に中へと入る。内部は完全な暗闇で隣のキリトの姿が目を凝らしてやっと確認できるほどだった。だが、次の瞬間まばゆい光が頭上から降り注ぐ。そこは大きなドーム上になっていて天蓋部分には円形の扉が確認できた。樹の上に行くためにはあそこを通らなきゃいけないってとこか。

「さ……」

「行けっ!!!」「行くぞ!!!」

互いに自分、そして相手を叱咤するように声を出して地を蹴る。飛んですぐにドーム内に何十枚もある窓が白く光る泡のよう奈者へと変わり何かを生み出そうとする。そしてそれはすぐに人間の形を取っていくつか放出される。それは銀色の鎧をまとった巨躯の騎士だった。顔は鏡のようなマスクに覆われていて見えず、右手にはあの野太刀くらいはあったんじゃないかというほどの長剣を携えている。あれがここを守る守護者…リーファとサウスの言ってた最後の関門だろう。

「そこをどけぇぇぇぇッ!!!」

キリトの絶叫とともに騎士との距離がゼロになってゆく。そして剣がぶつかりあい、弾いた瞬間キリトは騎士の首根っこを掴み密着してそのまま剣を撃ち込む。

「断空剣ってね!!」

その間に飛翔しているスピードにあわせ1回転し周りに来た騎士妖精に一閃する。と…

「……はい?」

騎士は獣のような絶叫を上げ、硬直した後すぐにエンドフレイムに包まれ四散する。最後の壁としては弱すぎないかと疑問を抱かせるほどだった。近くでリーファの動きやサウスの実力、他にもさまざまなプレイヤーの動きを見たがこの騎士を倒すのは赤子の手をひねるよりも簡単なはず…。だが、突破できない理由はゲートを見上げた瞬間に見つかった。

「……多すぎだろ」

いつの間にか天を覆いつくすほどの騎士が出現しており、天蓋はもう騎士と騎士の間に出来た隙間からしか見ることが出来ない。ざっと見ただけでも三桁は軽く飛んでいるだろう。

「っ……うおおおお!!!」

「…だよな」

一瞬相当な数にひるんでしまった俺をキリトの声により鞭が打たれたように意識をその大軍に向かわせる。何匹かかってきてもその全部を斬って斬って飛べばいい、ただそれだけだ。すでにキリトは先に行っている。

「やるしか…ないんだ!!」

言葉と同時にこちらに向かってきた敵を斬り裂いて、再度飛ぶ。その途中に3体ほどまとめてやってくるがまず一体の剣を弾き、その隙にパンチでダウンさせ、首を掴んで残りの騎士にぶつけてまとめて斬る。これでもまだまだ指で数え切れる量しか倒していない。

「……っ!?」

虫のように寄って集ってくるのを斬り続けているとうしろから黄色い閃光のようなものが俺の腕をかする。続けてその光は昇っていく雨のように降り注ぎ、その少しが腕や足に突き刺さる。

「痛……キリト
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