暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第73話 =世界樹攻略=
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……俺も殴ったりして…ごめん」

「さて、仲直りは終わったの?」

声の方向を見ると紅い翅を広げているサウスと緑の翅をもったリーファが。リーファは本当に心配してたようで俺たちが仲直りしたことに安心の表情を浮かべていた。

「ユイちゃん、間違ってたらゴメンだけど……あなたシステム属性だよね」

「はい……あ…警告モードなら!!」

ユイは勢いよくキリトのポケットから飛び出して同じように障壁に向かうが、同じように阻まれる。だが、ここからユイは障壁に両手を着いて口を開く。

「ママ!!!わたしです!!ママーーーー!!!!」


――――――――――――――――――――


「…カード?」

ユイの叫び声から数分後、上空から帰ってきた返事は光を反射しながらゆっくりと風に乗って落ちてくるカードのようなオブジェクト一枚のものという形のみだった。キリトの手に吸い込まれるように入ったカードに俺、リーファ、サウスが覗き込む。カードの表面には文字や装飾のようなものはなんにもないこの世界に似合わないものだった。

「そんなアイテム、見たことないな…リーファちゃんは?」

「ううん、あたしも見たことない。…クリックしてみれば?」

リーファに促されてキリトがカードに触れてみるが必ず表示されるウィンドウが出ない。

「ユイ、これ何かわかる?」

俺の声にユイがカードの縁に触れて目を閉じる。と、すぐに正体がわかったのか声を出す。

「これ…これは、システム管理用のアクセスコードです!!」

「…なら、これを使えばGMの権限が?」

「いえ…ゲーム内からシステムにアクセスするには対応するコンソールが必要です。…私でもシステムメニューは呼び出せないんです…」

「そうか…でも、そんなものが理由もなく落ちてくるわけがないよな」

「当たり前だって。…多分……いや、絶対に向こうが落としてくれたんだ」

そういって再度カードを凝視する。そして落ちてきたであろう樹の上を見上げる。囚われているのなら普通こんなものを手に入れれるわけ無いが間違いなくこれはアスナが落としたもの…ってことはあそこで、アスナも戦ってる。そう思っていると突然ユイが樹の幹らへんを見て小さくだが呟いた。

「……にぃ……ユカ姉の反応もありました!!」

「…本当…か?」

「はい!間違いありません!!」

どうやら俺たちが向かってきた方向は間違ってなかったらしい。あとはこのでかい樹を攻略して助け出すだけ…。

「サウス、リーファ!世界樹に通じてるってゲートどこにあるの?」

「え…あれは樹の根元にあるドームの中だけど…」

「そのためにはガーディアンを突破しなきゃいけない……それでも?」

「あぁ、さっきキリトが言っ
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