2学期の始まり
[1/7]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
今日はSHRと1限目を使って生徒会から今月ある学園祭についての説明があるとのことで全校生徒が体育館に集まっています。1クラス約30名×4クラス×3学年。およそ400人、一夏さん以外その全てが女子生徒。前にいる一夏さんの背中は心なしですが小さくなっているように見えます。周り99.9%女子ですからね。しょうがないです。そういえばのほほんさんがいないんですけど……他の人に聞いても知らないって言いますし、でも織斑先生は何も言いませんでしたしいいんでしょうか?
「やあやあ皆さんこんにちは。今年の一年生はほとんどが初めましてかな? 私の名前は更識楯無。生徒会長を務めさせてもらってるわ。以後よろしく」
私が周りを見渡しているうちに壇上に上がったのでしょう。楯無会長が始まりの挨拶をしていました。その右隣一歩後ろにはこの間と同じように虚先輩が、左隣には…………
「は?」
思わず声を上げてしまいましたが……1年1組の人々は皆さん同じような顔をして壇上を見ています。会長の左隣には何故か、いつもどおり袖がだぼだぼした制服を着たのほほんさんが立っていたからです。本人はいつもどおりにこにこしながら涎を……って立ったまま寝てません!? すごい虚さんが睨んでますけどいいんでしょうか。ダメでしょうね。時々膝がカクンと落ちそうになるたびにヒヤヒヤしてしまいます。それでものほほんさんは驚異的なバランスで左右に揺れています。というよりなんであそこに……のほほんさんも生徒会に所属していたってことなのでしょうか?
「さて、再来週から学園祭……の、はずでしたが!」
突然の楯無会長の大声にマイクがキィィィィンと甲高い音を立てたため思わず耳を塞いでしまします。
「今年は唯一の男子がいるのでこちらを実行します!」
その声と共に壇上にある極大ディスプレイに一夏さんの顔写真が映し出されてその下には『各部織斑一夏争奪戦』と書かれていました。
「毎年学園祭では参加者に票を渡して自分の気に入ったところに投票、最も得票の多かった部活には景品を渡してるわけだけど……今年は学園祭で最も得票が多かった部活動に、織斑一夏を強制入部させます!!」
「な、なにいいいいい「「きゃああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!」」」「会長――――――ッ!!」「一生ついて行きます!!」」
一夏さんの叫び声が途中でかき消されました。そして巻き起こる会長コール。聞いた限りでは一夏さん了承してないんですけどいいんでしょうか?
結局その集会はその後の興奮がやまないため有耶無耶のうちに終わりました。しかし部活争奪戦って……箒さん以外代表候補生の皆さんは部活入ってないんじゃありませんでしたっけ? まあ私には関係ない話ですが……
――――――
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ