第10話
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なった。 まともに座って見ていられたのは数えるほどで、大半の生徒はあまりの衝撃に皆震えている。
そして、つい先ほどまで床のあったアリーナのグラウンドは、ビームが通りすぎたところのみ土がめくれ上がり、しかも高熱で熱されたかのように泡立ち、湯気をゆらゆらと立ち上らせる『堀』が完成していた。
「(な、なんて威力ですの……)」
「(およ外しちゃった? あちゃ〜これは一発限りの攻撃なのにさぁ)」
ん? 一発のみの攻撃ってどういうことだ?
「どういうことだろうな? 箒」
「ふ、俺の予測が正しければこのあと必ず言わなければいけない言葉があるな」
「いや、お前には聞いとらんし……、しかもまた意味不明なこと言い出したし……」
「(どういうことですの?)」
「(ん? 超高密度に圧縮したビームを打ち出す攻撃だからね。 一回撃っちゃうと)」
スッと風音がレーザーライフルを見せる。 そこには超高熱で溶けてしまった砲身が見て取れた。
「やはりな、ならばいくぜ!! t「溶けてやがる!! 早すぎたんだ!!!」だ……」
「どうしたんだ箒? いきなり叫んで?」
「いや、なぜか言わなければいけない気がしてな……。 う〜ん、私にもなぜ叫んだのかさっぱりわからん」
そうか……。 まぁ、そういう時もあるよな。 それと御神。 なんで落ち込んでるんだ?
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