第10話
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戦闘用に特化させて進化させて行ったのが今のISなら、その真逆を進んで行ったISって事だね。 だからマイナスなの。 なんで武装を積んでるのかって言うと、宇宙でのもしかしたらの戦闘を想定しているのと、宇宙航行等の邪魔になるような障害排除用だね。 あ、言っておくけど、宇宙進出用だからって弱いわけじゃないよ。 むしろ強すぎだね。 はっきり言うけど、このISは現行のどのISより強いから。 そのつもりで」
中々言いますわね……。 マイナス一世代型だかなんだか知りませんが、私のブルー・ティアーズが負けるわけありませんわ!!
行きますわよ!!!
マイナス一世代型とはな……。 あいつの考えることだから、きっとただのISではないのだろうな……。 はぁ、この試合が終わったらまた色々と処理が面倒だぞ。
モニター越しに試合を見る。 オルコットが高速で風音の周りを飛び回るのが見えた。 ふむ、撹乱といったところか?
中々いい考えだが、あいつには通用せんと思うがな。
バゥゥゥン!!
バゥゥゥン!!
【スターライトmkV】を連射するセシリアを見る。 油断も隙も完全になくしているな。 一夏と戦ったのはいい傾向だったようだ。
セシリアの連射をスイスイと交わしていく風音。 スラスターの激しい噴射すらなく、高速で飛行するとは一体どういう原理なんだ? そんなところにも技術をつぎ込んでいるな……。 まぁあいつはそういった技術追求が楽しくて仕方がないらしいからな……。 馬鹿なことに使う方が多い気がするがな。
しかし、オルコットも流石だな。 確実に風音を追い詰めて行っている……。 ……いや、あれはわざとだな。 風音が自分の技術を見せびらかしたいんだろうな。 ふぅ、こんなところだけは子供だからなあいつは……。
バゥゥゥゥン!!!!
バシュゥゥゥゥ……
「な!!!? オルコットのビームが!?」
一際力強く発射された(ように見えた)オルコットの【スターライトmkV】による攻撃がついに風音を捉える。 が、不可視のバリアによって無効かされていく。
ふふ、やっぱりか。 あいつが作るものはいつも束を上回っていたからな。 あいつにしてみたらISすら過去の遺物にしかならんのかもしれんな。 ISをオーバーテクノロジーと言う学者もいるが、本当にオーバーテクノロジーというのはあいつの頭脳のことなのかもな。
「む、ビームを防ぐバリアみたいなものじゃないか? 私なら接近戦に切り替えるが……。 オルコットはどうするだろうな? 実弾には切り替えないのか?」
篠ノ之がいいところに気がついたみたいだな。 ビームを無効化する"だけ"だとすれば逆に実弾は通る可能性があるからな。 ただ、お前たち……、相
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