第10話
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試合開始のブザーがなる。 先手必勝ですわ!!!
「行きますわ!! 喰らいなさい【スターライトmkV】!!」
私の持つ最大の威力を誇るライフル【スターライトmkV】。 風音さんには当たらないかもしれませんが、牽制にはもってこいでしょう!!
「ちょ、タンm……」
ズドォォォォォォォォ!!!!!!
……。
……。
あ、あら? 当たってしまいましたわ……。 え〜っと、あぁ、装甲が厚いから効いていないとかそういったことですわね。 きっと、多分……。
「ちょ、セシリン!! ひどいよぉ、タンマって言ったじゃん!!」
アリーナの壁まで吹き飛ばされ、壁に激突した風音さんが衝突時に起こった煙の中から姿を表す。 やはり無事でしたか……。 かなり硬い装甲でm……。
……なぜあんなにボロボロですの?
「てててぇ……。 やっば、もう損傷率98%ってギリギリじゃん!!! エネルギーも36しか残ってないよ……」
「装甲が薄すぎませんこと?」
「だ・か・らぁ!!! タンマって言ったじゃん!! これはIS展開だけに特化したフォームなの!! 装甲は紙も同然!! 鉄アレイで豆腐殴るより簡単に潰れちゃうんだからもうちょっと優しく扱ってよね!!」
は、はぁ? いえいえ、そんな装甲で戦場に出てきてはいけないのでは?
「ちょっとたんまだからね!! 今打たれると負け確定だからね!! よし! フォームチェェェェェェェェンジ!!!!!」
そう叫ぶと風音さんは腰のボタンを一つおしました。 それはもう、さっきの叫びはなんだったんだと言いたいぐらい、簡単にポチッと押しましたわ……。
バン!! と風音さんのまとうISが全て外に弾け飛び、一瞬にして光の粒子に変わったかと思ったら、粒子が集まりだし、次の瞬間には全く別のISをまとった風音さんがいましたわ。 先ほどがジャンヌ・ダルクのような中世の騎士甲冑のように全身を覆うタイプだとしたら、今回のはもっと露出が多いですわね……。 あぁ、あんなに肌をお晒しになるなんてハレンチな方ですわね。
それにしても素敵なプロポーションですこと……。 う、羨ましくなんてありませんわ!! 私には完璧なプロポーションがございますもの!!
「じゃじゃぁ〜ん。 これがマイナス一世代型IS【ブリギット】の本当の戦闘スタイルだよ!!」
「……マイナス一世代型?」
どう言う意味でしょうか? 一世代型はもうはっきり言ってポンコツもいいところですわよ? マイナスならもっといけないでしょう?
「ふっふ〜ん。 何が何だかって顔だね。 このアリーナにいる全員も意味がわかってないみたいだね。 説明しよう!! ……あのね。 このISは完全に宇宙進出を目指したモデルなんだ。 軍事用、
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