魔法少女
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、それと同時にフェレットから受ける衝撃に耐えかね、尻餅を付いてしまいました。「あ痛たた……」と反射的に出てしまう言葉を呟きながら、私は飛び込んできたフェレットをチラリと見て怪我がない事を瞬時に理解し、「ふぅ」と安息の吐息を漏らしました。
そして、フェレットが先ほどまで居た場所に目を凝らしていみると、そこには全身が黒く染まっていて、赤い目をギラつかせている、モジャモジャ? モワモワ? した変な生き物が私の目に映ります。
「な、何なのあれ……」
私の口から自然と言葉が漏れる……
あんな生き物観た事が無い……だが、あれは危険な感じがする。
そんな考えが私の思考を埋め尽くして行く中で、フェレットは急にモゾモゾと動き始め、視線を私に向ける。
「来て……くれてたの」
え?……このフェレット、喋った!? と思わず口に出しそうになるが今までの
テレパシー? みたいなものを受けていた私は『あんな事ができるなら喋れそう……』と自然に納得してしまった。
「グァルルァールル……」
ふと、視線を先ほどの変な生き物に向けると、変な生き物がこちらを睨み付ける……。
あぁ……何だろう、何だかこの先の展開が何故だか読める、私が疲れる未来が見える……。
「ここは危険です! 一旦あの思念体から逃げてください!」
『だったら何で私を呼んだの!?』と考えたが、非常時なのでその考えを頭の隅に追いやる。はぁ……やっぱり走るのね……と心の中でため息を吐きながら、私は動物病院に居る思念体とやらに追いつかれないように必死に逃げるのでした。
そして、来た道を走りながら私は思念体から逃げていた。
その間に私以外の人に何故で会わないのだろう? と疑問を抱きながら走っていましたが
フェレット曰く、結界? というものを小規模で展開しているそうです。
そして今現在は、フェレットから事情を聞きつつこの状況の打開策を聞いている最中です。
「僕はある探し物の為にこの世界ではない、別の世界から来ました。
でも、僕一人の力じゃ成し遂げれないかもしれない……だから。
迷惑だと分かってはいるんですが……君の力を貸して欲しい……。
そして、君に使って欲しいんだ。僕の力を……魔法の力を!」
「はぁはぁ……魔法の……力?」
フェレットからの言葉に息を荒げながら、私はオウム返しするように言葉を発します。
魔法の力? そんなファンタジーなものが本当に在るのだろうか? と私は疑問を抱きますが後ろの思念体そして喋る+テレパシー? が使えるフェレットが居るのだ信じるしか無いのでしょう。
「はい、魔法の力を貴女に使って欲しいんです。
お礼はします、必ずします! だから……貴女の力を貸してください!」
思念体からある程度の距離を開ける事に
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