暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜一人の青年と吸血鬼の少女は…………〜
The beginning The end
[3/4]
[1]
次
[9]
前
最後
最初
ろで一気に武具を新調していく。もうここまでやれば1層ボスなんて簡単なように思えてくる。
そう思った二人は第1階層迷宮苦最上階にもう行った。
レベルは麗矢が12、メリーが11である。普通であれば難しくない程度のレベルである。
自分が死ぬことは全く考えることはなく、また撤退も考えることはなく、たった二人だけでボスフロアにいた。
ボス――――《イルファング・ザ・コボルトロード》とその取り巻き《ルインコボルド・センチネル》が4体。
そいつらを相手にするだけで数の差で不利なのだ。それなのに二人で互角に渡り合っている。
麗矢かメリーのどちらかがボスのタゲを取り続け、1対1.
もう一人が取り巻きの《ルインコボルド・センチネル》を倒していく。
《イルファング・ザ・コボルトロード》の4段あるうちの
体力
(
ライフ
)
バーがなくなると二人はその立場を互いに入れ替える。
先ほどボスのタゲを取っていたほうが
再湧出
(
リホップ
)
した《ルインコボルド・センチネル》を倒し、もう一人がボスと1対1.
こうして戦っている間にも二人にしか経験値が配分されないため、次々とレベルが上がっていく。
時間をかけてようやく4段目の
体力
(
ライフ
)
バーまでいった時、開け放たれた後ろの扉の所が騒がしくなっていた。
どうやら前日、広場で作戦会議を開いていたグループらしい。
それを横目に見ながら通り過ぎて、ここまで来た二人には今更来られても困るだけであった。
メリーがその様子を見て、手っ取り早く《ルインコボルド・センチネル》をすべて倒し、麗矢のもとへ向かい二人で並んで立ち向かう。
もうイエローゾーンにまでいった
体力
(
ライフ
)
バー。さらに攻撃が激しくなる。
戦っている間に後ろから誰も来ないことを不思議に思いながら麗矢は、ポーションが無くなってギリギリの戦いを楽しんでいた。
振りかざされる剣を麗矢が弾き
防御
(
パリィ
)
して、メリーが一気に駆け上がり喉に剣を突き刺す。
「グオッ……グルオオオオオオ――――!!!!」
体力
(
ライフ
)
バーがレットゾーンにまで行き、《イルファング・ザ・コボルトロード》は県と楯を投げ捨て、腰に差していた武器を取り出した。
「なっ……! 危ないっ! 全力で後ろに下がれっ!!」
後ろで誰かが叫んでいる。
しかし、麗矢は気にせず、武器の解析をしていた。
――あれはカタナ。それも太刀に近いもの……
麗矢は解析が終わり、メリーの方を向いた。メリーは頷き《イルファング・ザ・コボルトロード》と向き合った。
長い間一緒にいた麗矢とメリーの間には裏切りの言葉などない。互いを支え合って生きているのだから。
また、どちらかが死んでしまうともう一方も死んでしまうのだ。
――――駆けだす二
[1]
次
[9]
前
最後
最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ