第十三話
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エステルは調査結果をリタ、ハロルド、ウィルに渡すため研究室に向かい、そのままメンバーは解散となった。
ヴェントは自分の部屋に戻ろうと、廊下を歩いていると、カイウスと、エミルに出会い話しかける。
「二人とも何をしてる?」
「あ、ヴェント、いやガルバンゾ国のお姫様って、ちょっと話したけど悪い人じゃなかったなぁって」
「カイウスは産まれ故郷をガルバンゾ国に追い出されてたんだ、けどエステルは皆のために行動してて、全部の人が悪い人じゃないんだって」
ヴェントは黙って二人の話を聞いていると、エミルにディアの容態が良くなってきたといわれ、安心した表情を浮かべながら、二人と別れ自分の部屋に入る。
ベッドに腰を下ろすと、ヴェントは自分の机に置いてあった一枚の写真に目がいく。
写真には二人の少年が写っていた、一人はヴェント、もう一人はアドリビトムに居ない少年だった。
「お前が亡くなってから一ヶ月以上たつな・・・凄くお前に似た奴が入ったんだぞ、お人好しで優しくて、すぐに人の話を信じるバカで・・・お前が生きてたら仲良くできたのにな、それと俺はあいつに救われたよ、二度と友を失ったりしない。だから見守ってくれ・・・・ルシフェル」
そう呟くとヴェントはシャワーを浴びそのまま眠りについた。
次の日
バンエルティア号のホールにある椅子でヴェントは読書をしていると、突然ホールの扉が開き四匹の生き物が入って来た。
「ただいまだキュ~」
「お前らか、随分長旅だったな、お帰り」
ヴェントは素っ気なく、バンエルティア号のショップを管理している、キュッポ、ピッポ、ポッポ、コーダに挨拶すると、四匹たちもヴェントに挨拶し新しい素材が取れたとか、お腹が減ったと言いながら食堂に向かう。
ヴェントは時計を見ると、時刻は昼過ぎでもうそんな時間かと思いながら昼食を食べに、食堂に向かう。
続く
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