第十三話
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前に突きだしディアやカノンノたちが使う技よりも巨大で強力な獅子の闘気を放ち、転がって来たデカオタを襲い、バランスを崩したデカオタは逆さまになりながらジタバタ暴れる。
「フィリアボム!」
「リッド!お前が決めろ!」
「わかった!」
フィリアは自らのボムでデカオタを攻撃し、リッドはデカオタが動けなくなってる間に目の前まで接近する。
「いくぜ!」
リッドは気合いをいれながら叫ぶと、回りに衝撃波が現れ、そのまま高く跳躍する。
「龍虎・・・滅牙斬!!!!」
剣を掲げると、そのまま剣と体を地面に叩きつけるようにデカオタに落下する。
デカオタを剣が捉えると、巨大な衝撃波が龍の姿に変わり、デカオタを飲み込みながら空に舞い上がる。
デカオタは悲鳴を上げながら、龍の衝撃波が消えると、そのまま地面に倒れ伏す。
「よし!これで先に進めるぜ!」
デカオタが力尽きるのを確認すると、ヴェントたちは採掘地跡に向かう。
数十分歩き続けてようやく目的地の採掘地跡に到着すると、ヴェントたちは変わり果てた土地を見て言葉を失う。
採掘地跡は地面や辺りが白く変色しており、植物は無機物へと変化しており、とてもこの世の物とは思えなかった。
「そんな・・・ひどい・・」
「これが『星晶』を取り付くした結果なのか・・」
エステルは顔を青ざめながら辺りを見渡し、ヴェントは変化した植物、リッドとフィリアは地面を観察していると、突然後ろから声をかけられる。
「お前たち、アドリビトムか?」
ヴェントたちが振り返ると、そこには体が黒く鎧を着けた動物みたいな男、緑色の服を着ている男、青い服に燃えるような赤髪の少年がそこにはいた。
ヴェントは警戒しながら、手に装備している手甲を構える。
「心配するな、俺たちはヘーゼル村の出身でヴェイグの仲間だ」
「ヴェイグの・・・」
ヴェントが腕を下ろすと、三人がそれぞれユージーン、ティトレイ、マオと名乗り、フィリアの提案により説明はバンエルティア号ですることになり、一同は調査を済ませると、船に向かう。
バンエルティア号に到着すると、アンジュはユージーンたちをヴェイグの部屋に案内し説明を求める。
「『星晶』採掘が終盤を迎えると、森の生物がおかしくなり始めたんだ」
「作物も育たないし、狩った動物も生き物じゃねえみたいだし、・・なんて言えばいい、肉がねえんだ。狩った後からどんどん溶けちまって、無事に取れた時は奇跡さ、それに命も感じねえし」
「ウリズン帝国は『星晶』を取り付くすと、そのまま引き上げたっていったんだよ」
三人の説明が終わると、アンジュはしばらくここで働くことを進め、ユージーンたちは断る理由がないので、そのままアドリビトムに加入した。
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