第十三話
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「喰らいな!魔神剣!!」
「虎牙破斬!」
ヴェントは最も得意とする、拳を振るい衝撃波を放つ技、リッドは斬り上げから剣を相手に向かって降りおろす技、二人の技がデカオタを襲う。
デカオタは巨大な体のせいで攻撃をまともに受けるが、全く怯まず巨大な体を丸めてヴェントとリッドに向かって転がってくる。
「っく」
「うおぉお!」
ヴェントはデカオタとの距離があるのと、自らの反射神経のよさで回避に成功するが、リッドはデカオタの至近距離に居たため、まともに攻撃を受けてしまう。
デカオタは普通のオタオタよりも力が遥かに強く、その勢いでリッドは地面に叩きつけられる。
「リッド!三散華!!」
「フォトン!」
「ファイアボール!」
デカオタがリッドに追撃する前に、ヴェントは素早くデカオタの後ろに回りこみ、三度デカオタを強く殴り付け、後方からはエステルとフィリアの光の玉と三つの炎の玉で援護してくれる。
この攻撃はさすがにデカオタも怯み、ヴェントはその瞬間を見逃さず高く跳躍し右手の拳に全体重をかける。
「吹き飛べ!掌底破!!!」
右の拳でデカオタを力一杯殴り付けると、デカオタの体はヴェントの拳で若干めり込み形を変えるとそのまま猛スピードで巨大な岩に激突する。
その間にリッドは起き上がり体勢を立て直す。
「すまねえ、皆!」
「気を付けろ!あれくらいじゃあいつは倒せない!」
「援護は任せてください!バリアー!」
「おう!やられた分はきっちり返してやる!」
リッドはそう言うと、岩に激突し先ほど起き上がったデカオタに向かって走り出す。
デカオタは前に体重を掛ける構えをすると、そのまま接近してくるリッドに向かって突進してくる。
しかし、リッドはそれを余裕でかわすと、無防備になったデカオタに剣を突き刺し、デカオタの体をリッドの剣が襲う。
そしてそのまま、デカオタの体を深々と斬り裂きながら先ほどの虎牙破斬よりも高くジャンプすると、剣に炎が宿りその炎をデカオタに向けて放つ。
「紅蓮剣!!」
灼熱の炎がデカオタを襲うと、デカオタは呻きながら悶え苦しむ。
デカオタの体から炎が消えると、怒りに任せてデカオタはリッドに向かって再び転がってくる。
「二度も喰らってたまるか!」
「リッド!そいつを俺の所に誘導しろ!エステルは俺に魔術、フィリアはボムの準備を!」
「わかった!」
「任せてください!・・・シャープネス!」
「わかりました」
リッドは言われた通り、デカオタをヴェントの方に誘導し、フィリアはボムの準備をエステルは一定時間、攻撃力を上げる魔術をヴェントに放つ。
「・・・ふぅ・・獅子戦吼!!」
ヴェントは自分に近づいてくるデカオタを見ると、両腕を後ろにさげ、デカオタが目の前に来た瞬間、
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ