ターン17 次峰、必殺のスペシャルバーガー
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「三沢ー、早くしないと始まっちゃうよー?」
「わかってる、わかってるからあと1分待ってくれ!このカードとこのカードを入れ替えて、と」
さっきカッコつけて出て行ったはいいけど試合ごとに5分間の休憩があるとかいう理由で肩透かしを食らって帰って来た三沢が、さっきからデッキをガサゴソといじってる。いじってるのはいいんだけど、もう休憩終わっちゃうんだけど………。
『こんな土壇場で調整なんて、ずいぶんらしくない真似だな。つーかこれ生放送だってのに、休憩なんてとってどーやって万丈目グループは間を持たせる気なんだろーな』
「さあ………でも生放送なら、なおさら遅れるわけにはいかないでしょ!三沢ー三沢ー、急いで急いで!」
「俺がデュエルアカデミア本校の次峰、三沢大地だ。よろしく」
「……ああ。俺はサンダー四天王の十、天田だ」
そしてきっかり1分後、デュエル前に軽く自己紹介する三沢と………てんだ?というかなんだろ、四天王の十って。二じゃだめなんだろか。
『一の飯田の次は十の天田か。ってことはあれだな、中堅は四天王の百で名前が百田だな』
「いや、いくらなんでもそんなマンガみたいないい加減な名前ってことはないでしょ。あ、でも四天王の百ってのはあるかも」
『だろ?』
「四天王の十?………いや、まあいい。早速だが、デュエルだ!」
「……望むところ!」
「「デュエル!!」」
「先攻は俺が貰った、ドロー!手札のオキシゲドンを召喚!」
オキシゲドン 攻1800
三沢の水デッキにおける重要な構成員、酸素のオキシゲドンが翼を広げる。そしてそれは三沢のデッキが今回、【ウォーター・ドラゴン】であることを示す。
「そして手札から水征竜−ストリームの効果発動!このカードと手札の水属性またはドラゴン族一体を捨て、デッキからタイダルを特殊召喚する!俺が捨てるのは水属性の黄泉ガエルだ!来い、タイダル!」
爆征竜−タイダル 攻2600
「そしてカードをセット、ターンエンドだ」
「……俺のターン、ドロー。手札抹殺を発動。お互いはすべての手札を捨て、その枚数ぶんカードをドローする」
「いいだろう、少し待て」
そう言って自分の手札を捨てる三沢。その後、2枚カードをドローした。
「……手札から、儀式魔人プレサイダーを召喚。カードを3枚セットしてターンエンドだ。そしてこのタイミングでお前のタイダルは手札に戻る」
太った魔人が天田のフィールドで仁王立ちし、三沢にガンを飛ばす。ずいぶん柄悪いなこの魔人。
儀式魔人プレサイダー 攻1800
三沢 LP4000 手札:3 モンスター:オキシゲドン(攻) 魔法・罠:1
天田 LP4000 手札:1 モンスター:儀式魔人プレサイダ
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