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Dies irae~Apocalypsis serpens~(旧:影は黄金の腹心で水銀の親友)
後書き+設定――即ち蛇足
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えばそれなりの強さを発揮するはずです。

 創造
ラインハルトが使ったのと本人が使ったので二種類の創造名が出てきたわけですけど、どちらが正しいかというとラインハルトが使った方の名称が正しい。

晦冥世界 主の祈り (Svart?lfaheimr Paternoster)
晃世界 主の祈り (Alfheim Paternoster)

前者がラインハルトが使った方だけど後者の詠唱は実はアルヘイムだから妖精の国が正しいし、第一ゾーネンキントが使っている。だけど、実はゾーネンキントが使っているという互換性を利用してアルフレートはアグレドのいる道を繋げるようにした、というどうでもいい裏設定がある。

 能力
ラインハルトが言っていたように本来の能力は他者の弱体化ではなく、自軍の強化。ただ、自軍、味方が基本的にいなかった事と詠唱の相性が悪かった。
カトリックの詠唱だから光を意味する晃、と暗闇を意味する晦冥とではどっちが相性がいいかは言わずもがな。作中では詠唱こそいえど結局本人が能力を使うことは最後までなかった(笑)。

 正体
結局、アルフレートの正体は創られた生命体。アグレドの半身を身に分けた《罪》という存在。詳細は『失楽園』に載っているがサタンの娘でサタン自身にも愛されていた異形の女神。サタンと《罪》の間に《死》という子供を産み落としており、七皇帝の分体と666(Nrw Ksr)はイコールで《死》。地獄の扉の鍵を持っており、最後にはサタンを地獄から解放した、ということからアルフレートは地獄の扉を開く贄としてこの作品のキャラになった。
ちなみにモチーフが女神と書いてあるように、当然《罪》は女性である……アグレド、ちょっと体育館裏まで来い。
まあ、以上のことからアグレドは存在自体が最終決戦までつなぐための壮大な伏線。尤もこれについてはラストのほうでアルフレートが全面退場になるから相当悩んだけど。

 アグレド
アルフレートの正体でも書いてあるようにこの作品は『失楽園』を参考にしている部分があるためアグレドの正体も当然それに準じている。その正体はサタン。サタナイルさんとは別人だよ。より正確にいえばサタンがなったと言われる「黙示録の赤い竜」や失楽園の方に出てくるサタン。覇道であり位階は当然流出。ただし、己が閉じ込められていた場所でしか発動できない欠陥まがいの状態。
これ自体は序盤の方から考えていたけど、アルフレートをそのままそれにするか、それとも別の役者を用意するかに悩んだ。結局、上に書いてあるように別キャラとして扱うことにしたけど、それを思いついてからは、所々にアルフレートの言動に俺を混ぜるように意識しました。
ちなみにアグレドなのは黙示録の赤い竜の名前のそれぞれのイニシャルを取るとAGRDとなるので読んでみてアグレドでよく
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