第四章 空白期編
第九十一話 『士郎 VS 志貴によるガチバトル』
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す!」
「なに…?」
志貴はそう言うと魔眼殺しの眼鏡を外す。
すると威圧感が増して、
「英霊にまで昇華した俺の直死の魔眼ならできるはずだ! いくぞ!!」
そう言って志貴は私の剣軍が立ち並ぶ中を駆けてきた。
くるかっ!?
「世界ですらモノであるなら…殺しきってみせよう!」
私に突撃してきたと思った志貴は突如として固有結界の地面にナイフを刺した。
瞬間、世界が何かの衝撃を受けて震撼したと思ったらあのギルガメッシュのエヌマ・エリシュを受けた時のように世界にヒビが入っていき固有結界は外観をあっけなく崩してしまった。
「………」
『………』
それで私はもちろん観客として見ていたシホ達も思わず呆然としている。
「…志貴。お前の直死の魔眼はアンチ固有結界宝具にまで昇華していたのか…?」
「理解できるものなら…なんであろうと殺してみせるさ…。しかし…これは反動がすごいな。今にも倒れそうだ…」
志貴は体がフラフラしていて今にも倒れそうだ。
脳をフルに使った影響での限界が来たんだろう。
そのまま倒れた。
「あっ!? 志貴!」
アルクェイドが志貴に向かっていったが私は無言でその場に立ち尽くしていた。
そこにシホがおずおずと話しかけてきた。
「…ま、結果はあんなだったけど志貴のスタミナ切れを起こさせたんだからよかったんじゃない…?」
「いや、固有結界まで出したというのに止めをさせなかったのだから私の負けだろう…」
「まぁ、私もショックだったけどね。まさかギルガメッシュに続いて二回も固有結界を壊される経験をしたんだから」
「ああ。正直に言ってショックを隠しきれない…」
そしてそこにはやてがやってきて、
「それじゃ今回は引き分けってことで大丈夫なん…?」
「ああ、そういう事で頼む…」
こうして私と志貴の勝負は引き分けということになった。
しかし固有結界をまた破壊された私としては結構ショックだった事を身にしみた事態だった。
まぁこれが殺し合いだったら弱った志貴に止めを刺すということもできたがそんなことはもしもの話だ。
さて、これから私はまた心を鍛え直すことを始めるとしようかね…?
そう何度も奥義である固有結界を破られたらたまらないからな。
そんな事を思ったある意味有意義な一日だった。
◆◇―――――――――◇◆
それから一同は解散という形になったがなのは達子供組は集まって色々と話し合っていた。
「でも、英霊である志貴さんと互角にやりあえる士郎さんはやっぱり強いと思うのよ」
「そうだね、アリサちゃん」
なのはがアリサの物言いに答える。
「シホちゃんも英霊のみんなの誰かと戦ったら互角の勝負に持ち込めたのかな…?」
すずかが
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