第四章 空白期編
第九十一話 『士郎 VS 志貴によるガチバトル』
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存分に楽しむとしようか」
「ああ。生前の決着の意味も込めて今度こそ士郎、お前に勝つ」
「では、いくぞ殺人貴。私のすべて捌ききれる自信はあるか?」
「貴様こそ俺のスピードに追いついてこれるものなら追いついてこい。錬鉄の魔術使い」
シュッ!
そして士郎と志貴は同時に動いた。
士郎の手には干将・莫耶が握られ、志貴の手には七ツ夜のナイフが握られ互いにまず切り結んだ。
それによって刃のぶつかり合う音が響いてくる。
それも一瞬のことで二人は何度も得物をぶつけ合っていく。
志貴がナイフを何度も振り士郎の干将・莫耶を弾く。
だが士郎もタイムラグ無しに再投影して干将・莫耶を振るっていく。
それを何度も繰り返し志貴はすぐに千日手になるだろうと思ったのか、
「なんでもありという話だったよな…? なら!」
志貴はいきなり体勢を低くしそこから下段からの蹴りを士郎に見舞った。
「落ちろ!」
士郎は急な動きの変わりように対応できず空に文字通り落とされた。
そこから志貴はさらに空に飛び上がり踵落としを食らわそうとする。
しかしそれを喰らうほど士郎とてそこまで甘くない。
すぐに空中で体勢を整えて空を蹴り瞬動術をかまして踵落としから逃れる。
「くっ…やってくれる。なら私も全力で挑もう!」
その手に洋弓を出現させて森の中を弓を構えながら駆けていき何度も木と木の間から志貴に矢を見舞っていく。
志貴はそれらをすべからくすべて直感で読み当たる軌道のものだけさばいていき他は全部避けていた。
「森の中に入ったのがお前の敗因だ!」
すると志貴の姿が消えた。
おそらく志貴も森の中に入っていったのだろう。
気配遮断:Dは伊達じゃない。
「くっ…気配を消したか! ならばここら一帯を更地にしてあぶり出す!」
士郎は木の上まで跳躍しその手に偽・螺旋剣を投影し、
「―――I am the bone of my sword―――……偽・螺旋剣!」
地面に向けて放つ。
それによって衝撃波で周りの木々が吹き飛ばされていきクレーターが出来上がる。
少しやりすぎだろうと思ったがそれは功をそうしたようで志貴は姿を現していた。
士郎は地面に着地し、
「さて、これで気配遮断は使えまい!」
「相変わらず無茶をする!」
「お互い様だな!」
二人はさらに林道を駆けていき士郎は干将・莫耶で切り込み、志貴はナイフを振るっていく。
それによってまたしても木々が斬られてなぎ倒されている。
「何か見ていて森林伐採の光景を思い浮かべたかも…」
なのはがそんな事を言い出すけどあながち間違っていない。
あの二人はやる時はそんなものは一切憂慮しないで戦闘を行うから
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