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宇宙を駆ける一角獣 無限航路二次小説
第一章 二話 一角獣《ユニコーン》の目覚め
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………どうします?』

同じく白野もニヤリと笑って答える。

『決まっている。…………揉み潰せ。』

それと共に、ユニコーンに搭載された多数のプラズマ兵器がはなたれ、残存の敵艦を抉り、貫き、打ち砕いた。
爆煙と共に攻撃すら許されなかった敵艦が最期の断末魔として、インフラトン粒子の蒼い輝きを周囲に撒き散らし轟沈してゆく。

『敵艦、インフラトン反応消失。殲滅しました!』

ゲイケットがそう報告する。モニターに写し出される敵艦は、跡形もなく消し飛んでいた。

『レッケンダス大佐、無事か?無事ならこれからあなたの艦を再び牽引する。』

『あ、ああ。大丈夫だ。牽引を頼む。』

通信に答えるレッケンダス大佐は、心なし怯えているようだった。
牽引ワイヤーを装着し直し、ユニコーンのブースターが起動する。
目的地は惑星メリルガルド、その宇宙港である。
広大な宇宙を銀の巨体が駆け抜ける。
歴史はまだ始まったばかり……………………


続く















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