32*逃走中
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けてる自分、エライ。
しかしこのままではいろいろ危ない。
てゆーかこのパワーはかなり辛い。
と、そんな状態の自分に一人、あの皆さん代表の子がテコテコよってきた。
そして耳打ちをする
「ご主人様、いまこそ……………」
それを聞いた自分は、一瞬気が抜けた。
何を言い出すこの子は。
と、その一瞬の隙をついて脱出したシルバちゃんは、そのまままっすぐ彼の所へ……やべっ!!
「バイバイ、醜い蟲けらさん」
そういいながら、彼女はもはやナイフを振り下ろそうとして……
「だからストップ!」
なんとか後ろから抱きしめて止める。
「離して下さい!これは私達の将来のために必要なんです!!」
くっそ!
もう手段なんか選んでらんねぇよ!!
「シルバちゃん!!」
自分はそういいながら、彼女の顔をこちらに力付くで向かせ
「なんですっ………!!?」
強引に……まぁ、あれだ。
お唇を窃盗した。
後ろで“やった!”だとか“作戦成功!!”だとか聞こえるのは無視しよう。
「とりあえず、落ち着こう」
「……………ふぁい」
彼女は案の定、真っ赤になって呆けたようなふわふわな顔をしながら自分にもたれ掛かってきた。
くそっ!
全部あの子の策略どおりだ!!
「とりあえず、君。今のうち逃げて、早く」
自分がそう不幸な兵士君に言うと、彼は首が取れるんでないかと心配になるほどブンブン首をふりながら、猛ダッシュで部屋を後にした。
うん、今日は彼史上最悪な日である事は間違いないな。
「せーんせー、にゃーん。フフフフフ」
そしてこのゴロゴロナゴナゴしているこの娘は一体どうしよう。
「とりあえず、戻って来てシルバちゃん」
「エヘヘへへ、せんせー。私だけの旦那様……」
ダメだこれは。
マジで一体どうしたら……
「あれですご主人様。このまま奥様を本当の女にしてあげてはいかがでしょうか?」
「私達もまだそこまで教えていませんから、そこらへんを手取り足取りじっくりねっとり……キャー!!」
「奥様程無垢で純情な汚れを知らない女の子なんて今時いませんよ?なんにもそのての知識を持ってないんですもの」
「そしてその汚れを知らない奥様に優しくそれらを教えて差し上げるのが夫であるご主人様の義務だと思います」
「君達絶対これ見て楽しんでるだろ?」
こいつら、雇うのやめてやろうか?
とかなんとか考えていると、したからニュッと手が出てきて
「せんせ、チュッ」
今度は自分の唇が強奪された。
まぁ、唇をチュッとしただけで深くないなのがせめての救いか。
そしてキャーとか言ってる君達、後で覚悟しろよ。
「……こ
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