機動戦士ガンダムSEED
0199話
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べきか。それを見ればアクセル君の話を信じない訳にはいくまい」
ウズミが頷いた次の瞬間、こちらのゲートシステムを中心に転移フィールドが生成され、気が付くとそこにはレモン達3人が存在しており、その隣にはレモン達を守るようにしてメギロートの姿が1機ある。
足が六本に、角がある青い機体。傍目に見れば機械で出来た甲虫という印象だ。その全長は10m程度でジン等のMSに比べれば半分程度の大きさしかないが、虫型という異形故にかジンに勝る威圧感を発していた。
「おまたせ」
「いや、悪くないタイミングだった」
「それで、彼等が?」
レモンがチラリと6人に視線を向ける。その視線がマリューの所で数秒止まったのは……まぁ、そういう事だろう。マリューにしても、レモンが俺に取ってはどういう存在なのかを理解したのか、目を背ける事なくレモンの視線を平然と受け止めている。そんな2人の様子に、一瞬背後に竜虎が見えたような気がした。
そんな様子を横目に、ウズミに向かって解説を続ける。
「まずは紹介と行こうか。彼女はレモン・ブロウニング。俺達シャドウミラーのNo.2で技術班を取り纏めている」
シャドウミラーを率いる筈の俺がほいほいと他の世界に転移しているせいか、実質No.1だったりするのだがそんなのはおくびにも出さずに笑顔で口を開く。
「レモン・ブロウニングよ。この交渉が上手く行けば長い付き合いになるでしょうからよろしくね」
その台詞を誰に言っているのかは、レモンの視線の先を見れば一目瞭然だった。しかしその視線を向けられたマリューは先程と同じくレモンの視線を正面から受け止めている。
「彼女はコーネリア・リ・ブリタニア。元々は俺達の世界でも、この世界でもない別の世界の大国の皇女だったが、故あって今では俺達シャドウミラーの前線指揮官をやってもらっている。……そうだな、この世界の人間に分かりやすくいうのなら大西洋連邦くらいの勢力を持っている大国の皇女と認識して貰えばいい」
コーネリアが一歩前へと出て、口元に挑戦的な笑みを浮かべながら口を開く。
「シャドウミラーの前線指揮官、コーネリア・リ・ブリタニアだ。レモンの言う通り長い付き合いになるのを楽しみにしている」
その視線の先にはもちろんマリューの姿が。そしてここでもマリューはその視線を受け止めてみせた。
「最後に、俺達の副官的な役割をするエキドナ・イーサッキ」
「エキドナ・イーサッキだ。よろしく頼む」
他の2人とは違い、短く挨拶をするだけに留める。
「この3人に俺を入れた合計4人がシャドウミラーの幹部だな」
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