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ジュード・マティスと雷に関するキャラクターが幻想入り
始まり
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幻想郷

人々から忘れられた者たちが辿り着く最後の楽園。

そこは人や妖怪、妖精に魔法使いなど様々な存在が住んでいる。

そこへ、様々な人々がいる。

ある妖怪の気まぐれによって連れてこられた者、己の意志で来る者、訳も分からず突然来てしまう者

そして、必要とされて連れてこられた者







とある森の中、木陰に1人の青年がスヤスヤと寝息をたてている。

少し長めの黒髪、黒を基調とした服の上に科学者が着るような白衣を羽織っている青年。

彼の名はジュード・マティス。他人に頼らず、自分の力で前進しようとする少し母性を感じる青年だ。





「ううん・・・・・?・・・ここは・・・どこ?」

目を覚ますとそこは、木々の葉っぱに隠れた青空。どうやら気に寄りかかって寝ていたらしい。
僕は起き上がって辺りを見渡した。一面木々だらけだ

僕は前の記憶を思い出し始めた。

「確か・・・研究所で論文書いてて、途中から意識が朦朧として・・・」

それで眠ってしまって、気づいたらここに・・・前に旅した時にはこういう光景は見たことあるけど、違う点がある。

「精霊が・・・いない?」

さっきから精霊を感じ取ることが出来ない。精霊についての研究を進めているうちに、ミラみたいに精霊を感じ取ることが出来るようになった。僕は目を閉じ、もう一度精霊がいないか精神を集中した。

「・・・・だめだ、反応が感じられない。」

駄目だった。まるで、元からいないみたいに・・・


がさがさっ! がさがさっ!


「!」

突然、前の大きな茂みから草と枝が擦れあう音がした。僕は咄嗟に、いつも持ち歩いているタイラントナックルを装着して構える。
人なら道を聞けたらいいけど、ここは少し暗いし、先程から身体が少し重い。
出てきたのが魔物だっていうこともある。用心に超したことは無い筈。


だんだんと大きくなってくる茂みの音、そして音の主が現れた。





「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・え?女の子?」




そこに現れたのは女の子だった。
ピンクの髪にお団子みたいな髪留め、白い服に腰の下まであるワインレッドの前掛け。その前掛けの胸元に赤いバラの模様と茨の模様。そして黄緑のスカートだ。

僕は構えを解いて彼女に話しかける。

「えっと・・・君はここの近くに住む人かな?」

「・・・少し違うわ・・・・あなた、どこからきたのかしら?」

「えっと、イルファンにいた筈なんだけど気が付いたらそこの木の麓で起きて。だから、ここがどこだか教えてほしいんだけど・・・」

「取り敢えず、人に物を聞くときはちゃんと名前を言ったほうがいいと思うん
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